特許
J-GLOBAL ID:200903068145640198

耐CO2 腐食性および低温靱性の優れたラインパイプ用鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-016277
公開番号(公開出願番号):特開平8-209241
出願日: 1995年02月02日
公開日(公表日): 1996年08月13日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 CO2 を含んだ石油、天然ガスに用いる耐CO2 腐食性に優れたラインパイプ用高張力鋼板の製造方法を提供する。【構成】 C,Si,Mn,P,S,Nb,Cr,Cu,Ti,AL,N,V,Ni,Mo,Ca,ZrおよびREMを特定した鋼を鋳造後、冷片にすることなく、あるいは冷片を1100〜1250°Cの温度に加熱して抽出後、圧延を開始して表面温度が900°C以上で圧延を一旦中断し、引続き5〜40°C/sの冷却速度で表面温度が700°C以下になるまで水冷した後、表面温度がAc3 以下、板厚中心部温度が950°C以下になるまで放冷し、しかる後に累積圧下率が60%以上でかつ平均1パス当りの圧延真歪が0.2以下となる圧下を加え、板厚平均温度がAc3 以上で圧延を終了し、直ちに5〜40°C/sの冷却速度で板厚平均温度が350〜550°Cとなるまで冷却し、その後空冷する。
請求項(抜粋):
重量%でC :0.01〜0.09% Si:0.5%以下Mn:0.7〜1.5% P :0.03%以下S :0.005%以下 Nb:0.01〜0.06%Cr:0.4〜1.2% Cu:0.05〜0.4%Ti:0.005〜0.03% Al:0.05%以下N :0.001〜0.005%を含有し、かつ下記の式0.35≦C+Mn/6+(Cr+V)/5+(Cu+Ni)/15≦0.50を満たし、残部鉄および不可避不純物からなる鋼を鋳造後、冷片にすることなく、或は冷片を1100〜1250°Cの温度に加熱し抽出後、圧延を開始して表面温度が900°C以上で圧延を一旦中断し、引続き5〜40°C/sの冷却速度で表面温度が700°C以下になるまで水冷した後、表面温度がAc3以下、板厚中心部温度が950°C以下になるまで放冷し、しかる後に累積圧下率が60%以上でかつ平均1パス当りの圧延真歪が0.2以下となる圧下を加え、板厚平均温度がAr3以上で圧延を終了し、直ちに5〜40°C/sの冷却速度で板厚平均温度が350〜550°Cとなるまで冷却し、その後空冷することを特徴とする耐CO2腐食性および低温靱性に優れた鋼板の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/28 ,  C22C 38/50

前のページに戻る