特許
J-GLOBAL ID:200903068160527802

加工性、ノンイヤリング性および耐肌荒れ性に優れる缶用鋼板ならびにその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 順三 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-126702
公開番号(公開出願番号):特開平9-310150
出願日: 1996年05月22日
公開日(公表日): 1997年12月02日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】プレス加工性、プレス加工後の耐肌荒れ、イヤリング性ともに優れ、深絞り加工にも耐えうる缶用鋼板とその製造方法を提供する。【解決手段】C、Si、Mn、P、S、Al、Nを特定した鋼スラブを、平均温度がAc3点以上になるように加熱し、(Ar3点+150 °C)〜(Ar3点+50°C)の温度範囲で粗圧延を終了し、得られたシートバーに、衝突圧が25kgf/cm2 以上かつ液量密度が0.002 リットル/cm2以上を満たす条件の超高圧デスケーリングを施して、シートバーの表面と厚み方向中心との温度差を40°C以上とし、引き続き、5秒以内に仕上げ圧延を開始し、Ar3点以上で終了し、仕上げ圧延終了後2秒以内に50°C/sec 以上で冷却し、700 °C以下で巻き取り、常法により酸洗し、冷間圧延し、さらに、再結晶温度以上で連続焼鈍し、圧下率0.5 〜10%で調質圧延する。
請求項(抜粋):
C:0.0010〜0.0150wt%、Si:0.10wt%以下、Mn:0.1 〜0.6 wt%、P:0.02wt%以下、S:0.02wt%以下、Al:0.015 〜0.15wt%、N:0.02wt%以下を含有し、残部はFeおよび不可避的不純物からなり、鋼板の表面から板厚の1/10までの表層域における結晶粒は、ASTM粒度No.10 以上かつ結晶粒軸比1.5以下である微細な等軸結晶粒組織からなり、この表層を除く鋼板内層は、ASTM粒度No.9以下かつ結晶粒軸比1.5 以下である粗大な等軸結晶粒組織からなることを特徴とする加工性、ノンイヤリング性および耐肌荒れ性に優れる缶用鋼板。
IPC (5件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 8/02 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/14
FI (5件):
C22C 38/00 301 T ,  C21D 8/02 A ,  C21D 9/46 K ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/14

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