特許
J-GLOBAL ID:200903068177016593

物性バランスの良好なABS系樹脂の連続的製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-256819
公開番号(公開出願番号):特開平8-120030
出願日: 1994年10月21日
公開日(公表日): 1996年05月14日
要約:
【要約】【構成】 ABSをを重合する重合工程を経由し、その後分離回収工程を経由し、該回収工程の後押出機に導入し、押出機を通過させて製品を得る、溶液または塊状重合法によるABS系樹脂の連続的製造方法において、その工程で樹脂に水を添加し、同時に及び/又は添加後高剪断域を通過させ、下記式で示される添加した水を蒸発することにより樹脂から奪われる熱量Hが10〜300とすることを特徴とするABS系樹脂の製造方法。H=Q/WQ:1時間当たり樹脂から奪われた熱量(kcal)W:1時間当たりの押し出し樹脂量(kg)【効果】 成形後の衝撃強度、表面光沢等の物性バランスが飛躍的に向上した樹脂を容易に製造することができる。
請求項(抜粋):
少なくともスチレン系単量体及びアクリロニトリル系単量体、及びゴム状重合体を含む原料を重合工程に供給し、該単量体を重合させ、ゴム状重合体粒子(ゴム粒子)形成を含む該単量体を重合する重合工程を経由し、その後重合体、未反応単量体および/または溶剤を含む混合液を加熱し、加熱と同時に、または加熱の後減圧室に導入して単量体および/または溶剤を樹脂成分と分離する分離回収工程を経由し、該回収工程の後押出機に導入し、押出機を通過させて製品を得る、溶液または塊状重合法によるABS系樹脂の連続的製造方法において、回収工程出口から押出工程出口までの間に、水を添加する部分(X部)、添加した水を蒸発させる部分(Y部)と樹脂に混練を与える部分(Z部)を有し、特にY部とZ部は押出機(E)に設けられており、X部とY部を含めた間で少なくとも1カ所Z部をもうけ、X部で樹脂に水を添加し、同時に及び/又は添加後高剪断域を通過させ、下記式で示される添加した水を蒸発することにより樹脂から奪われる熱量Hが10〜300とすることを特徴とするABS系樹脂の製造方法。H=Q/WQ:1時間当たりの樹脂から奪われた熱量(kcal)W:1時間当たりの押し出し樹脂量(kg)
IPC (2件):
C08F279/00 MQP ,  C08F 6/06 MFU

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