特許
J-GLOBAL ID:200903068197274025

回転子の樹脂パッケージ成形方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-299210
公開番号(公開出願番号):特開平6-122133
出願日: 1992年10月12日
公開日(公表日): 1994年05月06日
要約:
【要約】【目的】 偏平コミテータのスリット内に樹脂が充填されるのを防止する。【構成】 偏平コミテータ3のセグメント11を構成する保護部材18の外周に治具20を装着し、治具20の各シール片22を保護部材18の各スリット13内に挿入する。その後、この治具20を装着した回転子10をキャビティー34に収容してキャビティー34に樹脂39を充填する。これにより、回転子1のコミテータ3およびアーマチュアコア4の外周に樹脂パッケージ40が成形される。【効果】 樹脂パッケージ40の成形に際して、シール片22がスリット13内に挿入されているので、スリット13に樹脂39が侵入するのを防止できる。その結果、セグメント11の摩耗時にブラシがスリット13内の樹脂によって摩耗されるのを防止できる。他方、樹脂パッケージ40によってコミテータ3、アーマチュアコイル5を保護でき、抵抗を抑制できる。
請求項(抜粋):
回転軸の一端部に固装されているコミテータと、回転子軸の中間部に固装されているアーマチュアコアと、このコアに巻回されているアーマチュアコイルとを備えており、コミテータは樹脂が用いられて円盤形状に一体成形されたボス部の軸方向一端面に複数のセグメントが周方向に等間隔に配され、かつ、互いにスリットを介して絶縁されて固定されている回転子の樹脂パッケージ成形方法において、内径が前記コミテータ外径よりも大径の円形リング形状に形成された本体と、この本体の内周に周方向に間隔を置いて径方向内向きにそれぞれ突設され、前記スリットに挿入するように形成されている複数枚のシール片とを備えている治具が用意され、前記コミテータの外周に前記治具が、前記本体がコミテータと同心円になるように、かつ、各シール片が前記各スリット内にそれぞれ挿入されて嵌合され、この状態で、前記回転子が成形型のキャビティー内に収容されて、コミテータの外周およびアーマチュアコア、アーマチュアコイルの外周に樹脂パッケージが成形されることを特徴とする回転子の樹脂パッケージ成形方法。
IPC (4件):
B29C 45/14 ,  H02K 15/12 ,  B29K105:20 ,  B29L 31:08

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