特許
J-GLOBAL ID:200903068203694651

一方向クラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河▲崎▼ 眞樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-325963
公開番号(公開出願番号):特開2003-130090
出願日: 2001年10月24日
公開日(公表日): 2003年05月08日
要約:
【要約】【課題】 従来の一方向クラッチよりも幅寸法が狭く、かつ、軸方向への位置決め機構を別途設ける必要がなく、しかも組立が容易で低コストの実用的な一方向クラッチを提供する。【解決手段】 2枚の板状の環状部材2aを重ね合わせ、その外縁側もしくは内縁側または径方向中間部にボール軌道面2eを形成してなる第1の軌道輪2に対し、周方向に複数の窓1aが形成された板状部材からなる第2の軌道輪1を相対回転自在に配置し、各窓1aにはボール軌道面2eに対する間隔が一定の向きに狭くなるカム面1dを形成し、各窓1a内にはボール軌道面2eに対して転がり接触するボール3を収容し、その各ボール3とボール軌道面2eとの隙間に粘性流体VLを充填して、軌道輪1,2の相対回転時にボール3を連れ回りさせるように構成することで、幅をボール3と2枚の板状部材1aの合計とし、かつ、ボール3を付勢するためのバネを不要として部品コストと組立コストを低減する。
請求項(抜粋):
同心上に配置された2つの軌道輪を備え、その各軌道輪の相対回転を一方向のみに伝達し、他方には空転させる一方向クラッチであって、2枚の板状の環状部材を重ね合わせ、その各環状部材の外縁側もしくは内縁側または径方向中間部分に形成された湾曲部によりボール軌道面が形成されてなる第1の軌道輪と、その第1の軌道輪の2枚の環状部材の間に当該第1の軌道輪に対して相対回転自在に配置された板状部材からなり、かつ、周方向に複数の窓が形成された第2の軌道輪を備え、その各窓の内周面には、上記ボール軌道面に対して一定の向きに漸次間隔が狭くなるカム面が形成されているとともに、上記ボール軌道面とボールとの隙間に、第1の軌道輪と第2の軌道輪との相対回転時に各ボールを連れ回りさせる粘性流体が充填されていることを特徴とする一方向クラッチ。
FI (2件):
F16D 41/06 E ,  F16D 41/06 Z
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 1方向クラッチ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-220084   出願人:エヌティエヌ株式会社
  • スラスト軸受
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-351866   出願人:オリジン電気株式会社

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