特許
J-GLOBAL ID:200903068294184235

低温での塗装焼付硬化性に優れた冷延鋼板及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 尚
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-252168
公開番号(公開出願番号):特開平6-073498
出願日: 1992年08月27日
公開日(公表日): 1994年03月15日
要約:
【要約】【目的】 高価な合金元素を添加することなしに、150°C以下の塗装焼付処理において3kgf/mm2以上の焼付硬化性を有する冷延鋼板を提供する。【構成】 C:0.001〜0.03%、Si:0.3%以下、Mn:0.05〜1.0%、P:0.10%以下、酸可溶性Al:0.01〜0.1%、N:0.005%以下を含有し、必要に応じて更にTi:0.01〜0.1%、Nb:0.01〜0.05%の1種又は2種を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼を熱間圧延、冷間圧延、連続焼鈍を行って得られる鋼板において、焼鈍後の粒内セメンタイト密度が4×104個/mm2以上で固溶C量が10ppm以下であることを特徴とする150°C以下の低温での塗装焼付硬化性に優れた冷延鋼板である。これは、上記化学成分の鋼をAr3変態点以上で熱間圧延を行い、600〜700°Cで巻取り、冷間圧延後、再結晶温度以上、850°C以下で30秒〜3分の連続焼鈍を行うに当たり、焼鈍後の粒内セメンタイト密度が4×104個/mm2以上となるような過時効処理を行うことにより得られる。
請求項(抜粋):
重量%で(以下、同じ)、C:0.001〜0.03%、Si:0.3%以下、Mn:0.05〜1.0%、P:0.10%以下、酸可溶性Al:0.01〜0.1%、N:0.005%以下を含有し、必要に応じて更にTi:0.01〜0.1%、Nb:0.01〜0.05%の1種又は2種を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼を熱間圧延、冷間圧延、連続焼鈍を行って得られる鋼板において、焼鈍後の粒内セメンタイト密度が4×104個/mm2以上で固溶C量が10ppm以下であることを特徴とする150°C以下の低温での塗装焼付硬化性に優れた冷延鋼板。
IPC (4件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 8/02 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/14
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平2-225644
  • 特開昭62-112731

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