特許
J-GLOBAL ID:200903068334575836

植物における成熟タンパク質の産生

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 秀策
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-535997
公開番号(公開出願番号):特表2001-512318
出願日: 1998年02月13日
公開日(公表日): 2001年08月21日
要約:
【要約】トランスジェニック単子葉植物細胞において以下のタンパク質の内の1つを産生する方法を開示する:(i)成熟グリコシル化α1-アンチトリプシン(AAT)であって、ヒトにおいて産生される成熟AATと同じN末端アミノ酸配列、および血清の半減期を成熟非グリコシル化AATの半減期よりも実質的に増加させるグリコシル化パターンを有する、成熟グリコシル化AAT;(ii)成熟グリコシル化アンチトロンビンIII(ATIII)であって、ヒトにおいて産生される成熟ATIIIと同じN末端アミノ酸配列を有する成熟グリコシル化ATIII;(iii)成熟ヒト血清アルブミン(HSA)であって、ヒトにおいて産生される成熟HSAと同じN末端アミノ酸配列を有し、そしてそのビリルビン結合特性によって証拠付けられるような天然の成熟HSAのフォールディングパターンを有する成熟HSA;ならびに(iv)成熟した活性なズブチリシンBPN'(BPN')であって、Bacillusにおいて産生されたBPN'と同じN末端アミノ酸配列を有する成熟した活性なズブチリシンBPN'。単子葉植物細胞は以下を有する融合タンパク質をコードするDNAコード配列を含むキメラ遺伝子で形質転換される:(i)イネα-アミラーゼシグナル配列ペプチドに対応するN末端部分、および(iii)前記ペプチドのC末端アミノ酸に直接隣接した、産生される成熟タンパク質に対応するタンパク質部分。
請求項(抜粋):
以下: (i)成熟グリコシル化α1-アンチトリプシン(AAT)であって、ヒトにおいて産生される成熟AATと同じN末端アミノ酸配列、および血清の半減期を成熟非グリコシル化AATの半減期よりも実質的に増加させるグリコシル化パターンを有する、成熟グリコシル化AAT; (ii)成熟グリコシル化アンチトロンビンIII(ATIII)であって、ヒトにおいて産生される成熟ATIIIと同じN末端配列を有する成熟グリコシル化ATIII; (iii)成熟ヒト血清アルブミン(HSA)であって、ヒトにおいて産生される成熟HSAと同じN末端アミノ酸配列を有し、そしてそのビリルビン結合特性によって証拠付けられる様な天然の成熟HSAのフォールディングパターンを有する成熟HSA;ならびに (iv)成熟した活性なズブチリシンBPN'(BPN')であって、Bacillusにおいて産生されたBPN'と同じN末端アミノ酸配列を有する成熟した活性なズブチリシンBPN';からなる群から選択された成熟異種タンパク質を、単子葉植物細胞において、生成する方法であって、該方法は以下: (a)(i)低分子の添加もしくは除去によって、または種子の成熟化の間に、誘導可能な単子葉転写調節領域、(ii)異種タンパク質をコードする第1のDNA配列、および(iii)シグナルペプチドをコードする第2のDNA配列、を有するキメラ遺伝子で形質転換された単子葉植物細胞を得る工程であって、該第1のDNA配列および第2のDNA配列が翻訳フレーム内にあり、そして融合タンパク質をコードし、そしてここで(i)該転写調節領域は該第2のDNA配列に作動可能に連結されており、そして(ii)該シグナルペプチドは該形質転換細胞から成熟異種タンパク質の分泌を容易にするのに有効である工程; (b)該転写調節領域を誘導するのに有効な条件下で該形質転換細胞を培養する工程であって、それによって該融合タンパク質発現、および該成熟異種タンパク質の該形質転換細胞からの分泌を促進させる工程;ならびに (c)該形質転換細胞によって生成された該成熟異種タンパク質を単離する工程、を包含する方法。
IPC (5件):
C12N 15/09 ZNA ,  A01H 5/00 ,  C12N 5/10 ,  C12P 21/02 ,  C12R 1:91
FI (6件):
A01H 5/00 A ,  C12P 21/02 C ,  C12P 21/02 ,  C12R 1:91 ,  C12N 15/00 ZNA A ,  C12N 5/00 C

前のページに戻る