特許
J-GLOBAL ID:200903068359111710

複合サーメット製品及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 淳 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-520440
公開番号(公開出願番号):特表平10-511740
出願日: 1995年10月30日
公開日(公表日): 1998年11月10日
要約:
【要約】異なる性質を少なくとも一つ呈する少なくとも二つの領域を有する、サーメット、好ましくは焼結炭化物合金、更に好ましくは炭化タングステンを含む製品の製造方法、使用方法及び製品について述べる。サーメットは、均一又は制御された磨耗性を呈し、製品に自己研磨性を与える。多領域は、耐磨耗性の応用に特に有用である。異なる性質(例えば、異なる炭化物粒度又は異なる炭化物化学的性質又は異なるバインダー含有量又は異なるバインダー化学的性質又はこれらの任意の組み合わせ)を有する少なくとも二つの粉末ブレンドを並置し高密度化することによって、サーメットを製造する。サーメットの第1の領域は、比較的粗い粒度及び所定のバインダー含有量を有する第1のセラミック成分を含み、第1の領域に並置するか又は第1の領域に隣接する第2の領域は、第1の領域の粒度よりも小さな粒度を有する第2のセラミック成分、好ましくは炭化物及び第1の領域のバインダー含有量よりも高い第2のバインダー含有量を有するのが好ましい。これらの製品は、例えば、耐磨耗性のような応用において、モノリシックサーメットの有効寿命に対して長期化した有効寿命を有する。本発明の多領域サーメットは、例えば、採鉱、建設、農業及び金属除去の用途を含む材料操作又は除去のための工具を含む製品で使用することができる。
請求項(抜粋):
(a)所定の粒度を有する第1のセラミック成分及び所定量の第1のバインダーを含有する第1の粉末ブレンドと、第1の粉末ブレンドの所定の粒度よりも小さな粒度を有する第2のセラミック成分及び第1の粉末ブレンドの所定量とほぼ同量の第2のバインダーを含有する少なくとも一つの追加の粉末ブレンドとを含有する少なくとも二つの粉末ブレンドを提供する工程、(b)第1の粉末ブレンドと少なくとも一つの追加の粉末ブレンドとを並置させ、これによって少なくとも二つの粉末ブレンド間に少なくとも一つの境界面であって、少なくとも部分的な境界面を形成する工程、及び(c)少なくとも二つの粉末ブレンドが少なくとも部分的に高密度化し、自然発生的に結合する程度に十分な温度に並置した少なくとも二つの粉末ブレンドを加熱し、これによって、異なる性質を少なくとも一つ有する少なくとも二つの領域であって少なくとも部分的に自然発生的に結合する領域を含む複合体を形成する工程を含む、複合体の製造方法。
IPC (5件):
C22C 1/05 ,  B22F 7/00 ,  C22C 29/00 ,  C22C 29/08 ,  E21B 10/46
FI (5件):
C22C 1/05 F ,  B22F 7/00 F ,  C22C 29/00 Z ,  C22C 29/08 ,  E21B 10/46
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-038501
  • 特開昭63-038501

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