特許
J-GLOBAL ID:200903068361350285

単結晶精密鋳造用鋳型

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北西 務 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-323370
公開番号(公開出願番号):特開平10-034280
出願日: 1996年11月20日
公開日(公表日): 1998年02月10日
要約:
【要約】【課題】 航空機及び産業用ガスタービンの動翼、静翼等の一方向凝固材または単結晶精密鋳造品製造のための鋳造用鋳型に関するもので、鋳型の破損を防ぎ、良好な単結晶材を製造可能としたものである。【解決手段】 上方に突起部5があるスタータ部1、ジグザグ形状のセレクタ部2、下方に突起部6がある円柱状の単結晶鋳造品3をそれぞれ別々にワックスで射出成形し、これを組立てると共に、突起部5,6間に亘りセラミック柱4をセレクタ部2を囲むように3〜4本取り付け鋳造品形状のワックス模型を形成し、一方このワックス模型をスラリー中に浸漬して該模型の表面に溶融シリカ粒子を付着させ、乾燥後再度同じ工程を繰返したのち、ワックス模型にムライト粒子を付着させて乾燥し、これを繰返して所定厚さのセラミックシェル鋳型を構成したもの。なお、鋳型の第1層及び第2層はコロイダルシリカをバインダとし溶融シリカを骨材としたスラリーとアルミナ粒子を用い、第3層以降はコロイダルシリカをバインダとし、溶融シリカ粉末を骨材としたスラリーと合成ムライト粒子を用いて構築する。
請求項(抜粋):
セレクタを有する単結晶精密鋳造用鋳型において、該鋳型のスタータ部及び製品の接続部にそれぞれ突起を設け、該突起部間に亘りワックスをコートした複数本のセラミック柱を前記セレクタ部を囲むようにその外周に取りつけ、これにデッピング及びスタッコイングを施して所定厚さのセラミックシェル鋳型を構築したことを特徴とする単結晶精密鋳造用鋳型。

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