特許
J-GLOBAL ID:200903068386293570

真空倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 朝道
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-179467
公開番号(公開出願番号):特開平9-002246
出願日: 1995年06月22日
公開日(公表日): 1997年01月07日
要約:
【要約】【目的】付加し発生させる助勢力が適切に設定され、復行程において真空倍力装置の出力の減少が速くなるように構成され、操作者の意思を率直に反映する真空倍力装置を提供する。【構成】入力と出力を直交する座標軸とする作動線図において、通常作動時は第1の作動線を示し、ソレノイドによってプランジャ部材が移動されプランジャ部材の伝達部材に対する移動が規制された際には、追加ジャンピング後に第2の作動線を示す真空倍力装置である。
請求項(抜粋):
ハウジング中に移動可能に設置され該ハウジング内を定圧室と変圧室とに区画する可動壁と、前記可動壁に連結されるパワーピストンと、前記パワーピストンの外端開口から前記パワーピストン外へ延出してブレーキ操作によって略入出力軸方向に移動可能な入力ロッドと、前記パワーピストン内に軸方向に移動可能に設置され前記入力ロッドに連結された伝達部材と、前記伝達部材の移動によって軸方向に移動可能なプランジャ部材と、前記プランジャ部材の入力側端部に一体的に形成された略環状の大気制御用シール弁と、前記パワーピストンの内面に入力側に向けて突出形成された略環状の負圧制御用シール弁と、前記大気制御用シール弁及び前記負圧制御用シール弁に向けて第2付勢手段により付勢されて前記大気制御用シール弁と前記負圧制御用シール弁とに対して接触及び離脱する環状のシール部を一端部に有して他端部にて前記パワーピストンの内面に気密的に固定され且つ中間部に伸縮部を有するコントロールバルブと、非作動時において前記大気制御用シール弁を前記シール部に当接させ且つ前記シール部を前記負圧制御用シール弁から離間させるべく前記コントロールバルブ及び前記入力ロッドを付勢する第1付勢手段と、前記プランジャ部材と前記伝達部材との間に介装され前記プランジャ部材を前記シール部に向けて付勢する第3付勢手段と、前記定圧室と前記変圧室との圧力差により前記可動壁に発生する推進力に応じた反力を前記伝達部材に印加するリアクションディスクと、前記リアクションディスクを介して前記可動壁の移動に伴う前記パワーピストンの推進力を装置外に出力する出力ロッドと、電力源に接続され電力の供給を受けて前記プランジャ部材を略入出力軸に沿って移動させるソレノイドと、を有し、入力と出力とを2つの座標軸とした作動線図において、前記ソレノイドが作用しない場合第1の作動線を通る真空倍力装置であって、前記伝達部材と前記プランジャ部材とは、前記ソレノイドによって該プランジャ部材が出力側に該伝達部材に対し相対的に第1の所定値分移動された際に作用する、前記プランジャ部材の前記伝達部材に対する前記第1の所定値分を超える相対的な移動を規制する部分を夫々備え、前記規制する部分が作用する際に、前記作動線図において、第2の作動線を通ることを特徴とする真空倍力装置。

前のページに戻る