特許
J-GLOBAL ID:200903068430453164

スペクトラム拡散方式受信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 蔵合 正博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-076428
公開番号(公開出願番号):特開平9-270734
出願日: 1996年03月29日
公開日(公表日): 1997年10月14日
要約:
【要約】【課題】 パイロット内挿型同期検波スペクトル拡散方式移動通信において、受信品質を向上させる。【解決手段】 検出された遅延波が前回検出した遅延波と同位相かどうかを判定し、位相が異なっているときに遅延波切り替え信号aを出力する遅延波位相判定回路10を設け、復調回路9が、第2の逆拡散回路7で逆拡散を行った信号と遅延波切り替え信号aをもとに信号aがONのときは、情報信号の両端に挿入した第1および第2の既知信号で推定した位相を内挿せずに、信号aのONとなった遅延波の受信信号を境にして、前半の受信信号は第1の既知信号で推定した位相を用いて復調し、信号aの後半の受信信号は第2の既知信号で推定した位相を用いて復調し、受信品質の劣化を防ぐ。
請求項(抜粋):
パイロット内挿型同期検波スペクトル拡散方式移動通信において、A/D変換回路でオーバーサンプリングされた数ビットのディジタル信号を受信信号とし、前記受信信号の逆拡散を行うマッチドフィルタ等の第1および第2の逆拡散回路と、前記第1の逆拡散回路で逆拡散を行った信号の各チップ位相のプロファイルを平均化する遅延プロファイル測定器と、前記遅延プロファイル測定器の出力信号から受信レベルの高い上位数サンプルの遅延波を検出し、常に上位数サンプルを検出し続け、ピーク位置によりシンボルクロックを再生するサーチャ回路と、前記サーチャ回路で検出した遅延波が前回検出した遅延波と同位相かどうかを判定し、位相が異なっているときに遅延波切り替えのON/OFF信号を出力する遅延波位相判定回路と、前記第2の逆拡散回路で逆拡散を行った信号と遅延波位相判定回路の遅延波切り替え信号をもとに遅延波切り替え信号がONのときは、情報信号の両端に挿入した第1および第2の既知信号で推定した位相を内挿せずに遅延波切り替え信号のONとなった遅延波の受信信号を境にして、前半の受信信号は第1の既知信号で推定した位相を用いて復調し、後半の受信信号は第2の既知信号で推定した位相を用いて復調する復調回路とを備えたことを特徴とするスペクトル拡散方式受信装置。

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