特許
J-GLOBAL ID:200903068452106921

組織修復促進活性をもつ天然オリゴ糖の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八木田 茂 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-176497
公開番号(公開出願番号):特開平5-178750
出願日: 1991年07月17日
公開日(公表日): 1993年07月20日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】組織修復促進活性を有するオリゴ糖の製造法を提供する。【構成】イネ科植物の種子から特殊条件下の発芽により植物体を得て、この苗を所定の温度とpHでの水処理により解離し、抽出した活性な粗抽出液から、各種段階の洗浄と限外濾過により組織修復促進活性をもつオリゴ糖を精製する。これはヒトに対して局所使用する所定の薬剤(クリーム、液剤など)の製造に適する。
請求項(抜粋):
組織修復促進活性をもつ天然オリゴ糖の製造法であって、次の(1)〜(4)すなわち(1)予め洗浄したイネ科植物の種子を、温度と光線と湿度とを人工的に制御した条件下で発芽させ、次いで発芽した該植物の苗を所定の背丈に達するに要する期間生育し、(2)前記で得た植物の苗を解離させ、水で抽出し、これにより薬学的に活性な粗抽出物を得、ここで上記の解離と抽出は、上記植物苗に対して次の連続する3つの処理を行なう、すなわち第1の処理は中温且つ中性媒体で処理を行なうものであり、第2の処理は高温で処理を行なうものであり、第3の処理は低温且つ酸性媒体で処理を行なうものであり、且つこれらの処理は所定の時間と所定の(植物/抽出液体)比率で行なうものであり、(3)前記で得た粗抽出物を濾過し、滅菌し、次いで適切な膜を使用して限外濾過することにより該粗抽出物を濃縮し、洗浄と適当な膜を使用して限外濾過することにより高分子量不純物を除去し、この高分子量不純物を除去した限外濾過液を適当な膜を用いて限外濾過することにより濃縮し、更に洗浄と適当な膜を使用して限外濾過することによって低分子量不純物を除去し、次いで高分子量不純物と低分子量不純物とを除去した溶液を適当な膜を使用して限外濾過することにより濃縮して薬学的に活性な天然オリゴ糖物質を精製し、次いで(4)得られた濃縮物を凍結乾燥または粉砕・噴霧などの乾燥技術により固体の形態で薬理学的に活性なオリゴ糖を得るか、あるいはこれをそのまま使用するかまたはオリゴ糖を含む適切なガレヌス製剤に使用することからなることを特徴とする組織修復促進活性をもつ天然オリゴ糖の製造法。
IPC (5件):
A61K 31/70 ADS ,  A61K 31/70 ADT ,  A61K 35/78 ADA ,  C07H 1/08 ,  C07H 3/06

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