特許
J-GLOBAL ID:200903068462086376

光学的に活性なシアノヒドリン類の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-351367
公開番号(公開出願番号):特開平5-317065
出願日: 1992年12月08日
公開日(公表日): 1993年12月03日
要約:
【要約】【構成】 ヒドロキシニトリルリアーゼの存在下における、該酵素の均質水溶液および水と少なくとも実質的に非混和性である適当な有機溶媒からなる二相溶媒系中での、アルデヒド類およびケトン類から選択されたカルボニル化合物に対するシアン化水素の付加による、光学的に活性なシアノヒドリンの製造方法であって、該均質水溶液を1リットル当たり0.005-0.1モル間の緩衝液濃度を有するアセテート緩衝液、または非-アセテート緩衝液を用いて緩衝すること、有機相:水相の容量比が約5:1-約1:5間であること、並びにシアン化水素および該カルボニル化合物の該有機溶媒中の溶液を反応期間中にヒドロキシニトリルリアーゼの均質な水溶液と適度に混合する方法。【効果】 比較的少ない溶媒量で、比較的短い反応時間で、比較的少量の酵素を用いて転化を行うことができ、充分な酵素再循環可能性を有しており、従って比較的少量の酵素消費量で、且つ比較的高い光学的純度および収率で、しかも容易な処理で光学的に活性なシアノヒドリン類を製造することができる。
請求項(抜粋):
ヒドロキシニトリルリアーゼの均質水溶液、および水と少なくとも実質的に非混和性である適当な有機溶媒からなる二相溶媒系中での、アルデヒド類およびケトン類から選択されるカルボニル化合物に対するシアン化水素の付加により、光学的に活性なシアノヒドリンを製造する方法において、該均質水溶液を1リットル当たり0.005-0.1モル間の緩衝液濃度を有するアセテート緩衝液、または非-アセテート緩衝液を用いて緩衝すること、有機相:水性相の容量比が約5:1-約1:5間であること、並びにシアン化水素の溶液および該カルボニル化合物の該有機溶媒中の溶液を反応期間中にヒドロキシニトリルリアーゼの均質水溶液と適度に混合されることを特徴とする方法。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭63-219388

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