特許
J-GLOBAL ID:200903068469547018

ポリボランからのボレート光開始剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-329111
公開番号(公開出願番号):特開平9-188684
出願日: 1996年11月25日
公開日(公表日): 1997年07月22日
要約:
【要約】【課題】新規の光開始剤の提供【解決手段】下記の式I(式中、nとoは0-50を、mは1-50を、uとvは0又は1を、そして指数uとvの少なくとも一つは1を表し;R1,R2,R2a ,R3 とR4は互いに独立して例えば芳香族炭化水素を表し、R5はnとoが0である場合は例えばC1-12アルキルを表し;n及び/又はoが0より大であるか、又はnとoが0でありそして同時に指数uとvの一つだけが1である場合はR5は追加して例えば芳香族炭化水素であってもよく;R1,R2,R2a ,R3,R4とR5の少なくとも一つの基はホウ素原子に対してo-位は立体障害されている芳香族炭化水素であり;Xは例えばC1-20アルキレン、フェニレン、ビフェニレン等であり、そしてZは陽イオンを形成することができる。) の化合物は、それ自体又は染料又は電子受容体と組んで開始剤として適当である。更にこれらボレートのポリボラン前駆体は、ボレート塩と一緒になって、光開始性能を持つ。【化1】
請求項(抜粋):
式I【化1】〔式中、nとoは各々が0ないし50の数を表し;mは1ないし50の数を表し;uとvは0又は1を表し、そして指数uとvの少なくとも一つは1を表し;R1 、R2 、R2a、R3 とR4 は互いに独立してフェニル基又は他の芳香族炭化水素基を表し、そしてそれらの基は未置換であるか又は、未置換の又はハロゲン原子、OR6 -及び/又はNR8 R9 で置換された炭素原子数1ないし6のアルキル基;OR6 、S(O)p R7 、OS(O)2 R7 、NR8 R9 、C(O)OR6 、C(O)NR8 R9 、C(O)R10、SiR11R12R13、BR14R15、P(O)q R16R17又はハロゲン原子により置換されており;pは0、1又は2を表し;qは0又は1を表し;R5 は炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数3ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数2ないし8のアルケニル基、フェニル-炭素原子数1ないし6のアルキル基又はナフチル-炭素原子数1ないし3のアルキル基を表し、そして上記の炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数3ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数2ないし8のアルケニル基、フェニル-炭素原子数1ないし6のアルキル基又はナフチル-炭素原子数1ないし3のアルキル基は未置換であるか又はOR6 、S(O)p R7 、OS(O)2 R7 、NR8 R9、C(O)OR6 、C(O)NR8 R9 、C(O)R10、-P(=O)-(OR10)2 、SiR11R12R13、BR14R15又はハロゲン原子により置換されており、又はR5 はフェニル基又は他の芳香族炭化水素基を表し、それらの基は未置換であるか又は炭素原子数1ないし6のアルキル基、OR6 、S(O)p R7 、OS(O)2 R7 、NR8 R9 、C(O)OR6 、C(O)NR8 R9 、C(O)R10、SiR11R12R13、BR14R15又はハロゲン原子により置換されており、基:R1 、R2 、R2a、R3 、R4 とR5 の少なくとも一つは、ホウ素原子への結合のオルト位が置換されたフェニル基であるか、又はホウ素原子へのオルト位が立体障害されている他の芳香族炭化水素基であり;R6 とR7 は未置換であるか又はCOOR7a、OH、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基又はハロゲン原子で置換された炭素原子数1ないし12のアルキル基;未置換であるか又は1ないし5個の、炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基又はハロゲン原子で置換されたフェニル基;又は未置換であるか又は1ないし5個の、炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基又はハロゲン原子で置換されたフェニル-炭素原子数1ないし6のアルキル基を表し;R7aは炭素原子数1ないし12のアルキル基を表し;R8 、R9 、R10、R11、R12、R13、R14とR15は互いに独立してR6 と同じに定義されるか又は炭素原子数3ないし12のシクロアルキル基を表すか、又はR8 とR9 は、それらが結合しているN原子と一緒になって、追加してO又はS原子を含有してもよい5-又は6-員環を形成し、又はR14とR15はそれらが結合しているホウ素原子と一緒になって5-又は6-員環を形成し;Xは、未置換の又はOR6 、S(O)p R7 、OS(O)2 R7 、NR8 R9、C(O)OR6 、C(O)NR8 R9 、C(O)R10、SiR11R12R13、BR14R15、ハロゲン原子又はP(O)q R16R17により置換された炭素原子数1ないし20のアルキレン基を表すか、又はXは炭素原子数3ないし12のシクロアルキレン基又は炭素原子数2ないし8のアルケニレン基を表しそしてその各々は未置換であるか又はOR6 、S(O)p R7 、OS(O)2 R7 、NR8 R9 、C(O)OR6 、C(O)NR8R9 、C(O)R10、SiR11R12R13、BR14R15又はハロゲン原子により置換されており、又はその際これらの基は1個又はそれより多い基:-O-、-S(O)p -又は-NR18-により中断されているか、又はXは未置換であるか又は炭素原子数1ないし6のアルキル基、OR6 、S(O)p R7 、OS(O)2 R7 、NR8 R9 、C(O)OR6 、C(O)NR8 R9 、C(O)R10、SiR11R12R13、BR14R15又はハロゲン原子により置換された2価の芳香族炭化水素基を表し、又はXは-O-、-S(O)p -又は-NR18-により中断されている炭素原子数1ないし20のアルキレン基を表すか、又はXは式II又はIII【化2】の基を表し;R16とR17は互いに独立してR6 と同じに定義されるか又は炭素原子数3ないし12のシクロアルキル基を表し;R18はR6 と同じに定義されるか又は水素原子を表し;Yは、-(CH2 )r -、-C(O)-、-NR18-、-O-、-S(O)p-、-CR19R20-、【化3】を表し;rは1,2又は3を表し;sは2又は3を表し;R19とR20は炭素原子数1ないし6のアルキル基又はフェニル基を表すか、又はR19とR20はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5-又は6-員環を形成し;AとQは互いに独立して直接結合、-(CH2 )r -、-CH=CH-、-C(O)-、-NR18-、-S(O)p -、-CR19R20-、【化4】を表すか、又は基;R1 、R2 、R3 、R4 とXは式(IV)又は(V)【化5】の基を形成するために橋を形成し;式中、Gは-(CH2 )t -、-CHCH-、-C(O)-、-NR18-、-O-、-S(O)p -、-CR19R20-、【化6】を表し;tは0,1又は2を表し;式(II)、(III) 、(IV)と(V) の基は、未置換であるか又は芳香環がOR6 、S(O)p R7 、OS(O)2 R7 、NR8 R9 、C(O)OR6 、C(O)NR8 R9 、C(O)R10、SiR11R12R13、BR14R15又はハロゲン原子により置換されておりそしてその際追加のフェニル環が式(II)、(III) 、(IV)と(V) のフェニル環に縮合していてもよく;但し、Xがフェニレン基又は4,4′-ビフェニレン基を表す場合は、R1 、R2a、R3 とR4 は同時にα-ナフチル基を表すことはないことを条件とし;そしてZは陽イオンを形成することができる基を表す。〕により表される化合物。
IPC (6件):
C07F 5/02 ,  C07F 7/08 ,  C07F 7/10 ,  C07F 9/50 ,  C08F 2/48 MDH ,  C08F 4/12 MEH
FI (6件):
C07F 5/02 A ,  C07F 7/08 ,  C07F 7/10 ,  C07F 9/50 ,  C08F 2/48 MDH ,  C08F 4/12 MEH

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