特許
J-GLOBAL ID:200903068476934736
ローター伝送信号に基づく自動ロータ識別
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
松永 宣行
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-504419
公開番号(公開出願番号):特表平9-503162
出願日: 1995年07月07日
公開日(公表日): 1997年03月31日
要約:
【要約】遠心機の機構(10)および方法は、関心のあるロータ(16)を収容するハウジング(32)内の無線周波数励磁場を発生させることを含む。励磁場はハウジングのカバー(34)に固定された励磁コイル(37)により発生される。ロータは、励磁コイルに誘導結合された受信コイル(25)を取り囲む固定用ノブ(23)を含む。励磁場は受信コイルを経て流れる電流を生じさせる。電流は整流され、コード化回路に供給するために用いられる。コード化回路は、ロータが分類されるロータまたはモデルに特有の変調された信号を発生する。コード化された信号は、固定用ノブ内から遠心機のハウジングに接続された読取りコイル(34)に伝送される。読取りコイルはコード化された信号を受け取り、その後、信号が復号され、ロータまたはロータモデルを識別するために用いられる。
請求項(抜粋):
1 ハウジングと、 前記ハウジングにロータを回転可能に据えるための駆動手段と、 前記ハウジングに接続された第1のトランスミッタ/レシーバであって前記ハウジング内に励磁場を生じさせるための電力供給手段を有しかつロータ識別信号を受け取りかつ認識する第1のトランスミッタ/レシーバと、 前記駆動手段に接続されたロータと、 前記ロータに固定された第2のトランスミッタ/レシーバであって前記励磁場に応答して電力を誘導するための前記励磁場内の電力受取り手段を有しかつ前記ロータを表す前記ロータ識別信号を前記読取り手段に放つために前記電力受取り手段に電気的に接続された、前記ロータ識別信号を保存するための手段を有する識別手段を備える第2のトランスミッタ/レシーバとを含む、遠心機の機構。2 さらに、前記読取り手段に接続され、複数のロータの各ロータを前記各ロータに特有のコードに関連させるデータを保存するためのメモリ手段を含む、請求項1に記載の機構。3 前記第1のトランスミッタ/レシーバの前記電力供給手段が、前記第2のトランスミッタ/レシーバの前記電力受取り手段に誘導結合されている、請求項1に記載の機構。4 さらに、複数のロータを含み、各ロータが、該各ロータを表すロータ識別信号を保存するためのメモリ手段を有するトランスミッタ/レシーバを備え、各トランスミッタ/レシーバが前記励磁場に応答する電力受取り手段を有しまた前記ロータ識別信号を伝送するための識別手段を有する、請求項1に記載の機構。5 前記ロータがノブを含み、前記トランスミッタ/レシーバが前記ノブに固定されている、請求項1に記載の機構。6 前記ノブが前記励磁場に対して透過的な材料で形成されている、請求項5に記載の機構。7 前記第1のトランスミッタ/レシーバが前記ハウジングの扉に取り付けられている、請求項5に記載の機構。8 静止した遠心機ロータを識別するための機構であって、 固定構造を有しまた複数のロータモデルの任意の1つにロータ駆動部材を接続するための駆動手段を有する遠心機と、 前記固定構造に取り付けられた、励磁場を放出するための手段と、 前記駆動手段に接続されるように形成された複数のロータであって各ロータが前記励磁場に応答して供給電圧をもたらすために前記駆動手段に接続されるとき、前記各ロータが前記励磁場内に配置される電力供給手段を有する、複数のロータと、 前記供給電圧により電力を供給されるように接続された、コード化された信号を出すための識別手段であって前記ロータのぞれぞれが前記識別手段を有し、各ロータの前記識別手段が前記各ロータを表すコード化された信号を保存するためのメモリを有する、識別手段と、 前記固定構造に取り付けられた、前記駆動手段に接続されたロータの前記識別手段から出された前記コード化された信号を受け取るための読取り手段と、 前記コード化された信号に基づいて前記駆動手段に接続された前記ロータを区別するための前記読取り手段に応答する手段とを含む、ロータ識別機構。9 各ロータが上端部にノブを含み、前記ノブが前記電力供給手段と前記識別手段とを収容する、請求項8に記載の機構。10 前記ノブが電磁場の放射に対して実質的に透過的である、請求項9に記載の機構。11 各識別手段の前記メモリが前記ロータモデルの一つを表すコード化された情報を保存する、請求項8に記載の機構。12 遠心機の機構のハウジング内に電磁場を放射すること、 前記ハウジング内に回転可能に支持されたロータに取り付けられた回路を作動させるための電力の供給を得るために前記電磁場を利用すること、 前記電力の供給によって駆動された前記回路により前記ロータからのコード化されたロータ識別信号を放出すること、 前記放出されたコード化ロータ識別信号を受け取ること、 前記受け取ったコード化ロータ識別信号を読取ること、 前記読取りに基づいて前記ロータの識別に関するデータを得ることを含む、遠心機ロータの識別方法。13 データを得ることは、前記ロータに特有のデータを有する参照用テーブルにアドレス指定する段階を含む、請求項12に記載の方法。14 さらに、前記参照用テーブルから得られた前記データに基づいて前記遠心機の機構の作動を調整することを含む、請求項13に記載の方法。15 前記電磁場を利用することは、前記ハウジングに固定されたトランスミッタを前記ロータに固定されたレシーバに誘導結合することを含む、請求項12に記載の方法。16 前記コード化されたロータ識別信号を放出することは、前記ロータを回転させるに先立ち行なわれる、請求項12に記載の方法。17 前記コード化されたロータ識別信号を放出することは、前記ロータを回転させることに引き続いて行なわれる、請求項12に記載の方法。18 複数の異なるロータに連結可能の遠心機駆動機構に据え付け可能である遠心機ロータであって、 遠心力下で分離される試料を支持するための手段と、 前記支持手段に固定された、外部源からの励磁信号の受け取りに応答してコード化された信号を伝送するための識別手段とを含む、遠心機ロータ。19 前記識別手段が前記励磁信号を直流電圧に変換するための整流器回路を含み、さらに、前記コード化された信号を保存するためのメモリを含み、前記メモリが、前記励磁信号に応答して前記コード化された信号を生じさせるために前記整流器回路と電気的に連絡している、請求項18に記載の遠心機ロータ。20 さらに、前記識別手段を支持するための前記手段に固定されたノブを含み、前記識別手段が前記ノブの内部に収容されている、請求項18に記載の遠心機ロータ。21 遠心機チャンバを規定するハウジングと、 前記遠心機チャンバ内に励磁場を放射するための手段を有し、前記ハウジングに接続されたトランスミッタと、 前記遠心機チャンバからのコード化された信号を受け取るための手段を有し、前記ハウジングに接続された読取り装置と、 前記読取り装置により受け取られた前記コード化信号を、前記遠心機チャンバ内の遠心機ロータの識別であると認識するためのデコーダとを含む、遠心機。22 さらに、異なる複数の遠心機ロータを表す複数のコード化された信号を識別することに関連するデータを保存するためのメモリを含む、請求項21に記載の遠心機。
前のページに戻る