特許
J-GLOBAL ID:200903068488443452

膨張可能なエアバッグクッションの折り畳み方法、および車両の乗員を拘束するための膨張可能な折り畳まれたエアバッグクッション

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-032221
公開番号(公開出願番号):特開平8-244545
出願日: 1996年02月20日
公開日(公表日): 1996年09月24日
要約:
【要約】【課題】 車両のダッシュボードの頂部近傍に取り付けられるエアバッグクッションの折り畳み方法において、車両の衝突時に乗客がエアバッグクッションにより強く打たれることによって発生する負傷が軽減されるような仕方でエアバッグクッションが展開するようにする。【解決手段】 エアバッグクッション10は、一番上の布帛ループ部44と、折り畳まれた側翼パネルと、複数の折り畳み部を備えた巻き部と、タックを生成する上方プリーツ及び下方プリーツとを含む数個の折り畳み形態を使用する。クッション10の折り畳み部は一つずつ順番にしか開くことができず、クッション10の膨張は予め定められた伸長長さにおいて一時的に停止される。これにより、初めにガスで満たされる空洞部が生成され、クッション10の残りの部分を広げるために追加のエネルギが使用され、斯くして展開速度が緩められる。
請求項(抜粋):
膨張可能なエアバッグクッションの折り畳み方法であって、該エアバッグクッションはエアバッグ用布帛から形成され、かつ該エアバッグクッションは、反応容器のクッション拡散器によって形成された口部を有し、エアバッグクッションは最初に、折り畳まれておらず、かつ膨張されておらず、かつ底部が上方を向くと共に口部がエアバッグクッションの中央側方位置に位置するように配置され、(a)エアバッグクッションの中央部を口部に向けてタックが付けられるように折り込んで、上方プリーツと下方プリーツとを生成するようにする段階を具備し、(b)更に、初めに約20ミリメートルの長さの下方プリーツ及び上方プリーツを保持し、エアバッグクッションの元々の長さの約60%に相当する予め定められたエアバッグ伸長長さに達するまで、夫々約50ミリメートルの長さを有する折り畳み部を連続的に上方プリーツ上に折り畳んで巻き部を形成するようにする段階を具備し、(c)更に、エアバッグクッションを形成する布帛の一方の側翼パネルを上方プリーツ上に、従ってエアバッグクッションの底部に向けて折り畳む段階を具備し、(d)更に、エアバッグクッションを形成する布帛の反対側の側翼パネルを、上記折り畳まれた一方の側翼パネル上に、従ってやはりエアバッグクッションの底部に向けて折り畳む段階を具備し、このように折り畳まれたエアバッグクッションの幅はエアバッグクッションの口部の幅にほぼ等しくなり、(e)更に、エアバッグクッションの上記巻き部布帛および上記折り畳まれた側翼パネル布帛をクッション拡散器の口部内に挿入する段階を具備し、この挿入時に、折り畳まれた側翼パネル布帛がクッション拡散器に対面すると共に余分のクッション布帛ループ部が突出し、(f)更に、エアバッグクッションの上記巻き部布帛および折り畳まれた側翼パネル布帛上に上記余分のクッション布帛ループ部を折り重ねる段階を具備する、膨張可能なエアバッグクッションの折り畳み方法。

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