特許
J-GLOBAL ID:200903068490403840

化学繊維射出用口金孔内の残留物及び摩耗の自動検査装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-106872
公開番号(公開出願番号):特開平11-258170
出願日: 1998年03月13日
公開日(公表日): 1999年09月24日
要約:
【要約】【目的】 化学繊維射出用口金の微細孔内部に残留する異物の検出と摩耗部分の深さをCCDカメラにより自動検査、計測する装置を提供する。【構成】 光源6からの光を口金5の微細孔を通して異物の輪郭を受光する為のCCDカメラ1b、その口金5表面全面の点光源の各穴位置をXY座標データーで取り込む為のCCDカメラ1a,により座標データーにそって口金位置を移動させるX-Y-Zステージ21、と連動して画像データーを解析し蓄積し管理するコンピューター30、により異物の面積を出し合否を判定し、結果をモニター32で表示させる機能と、レーザービームで摩耗部分をハルス走査し摩耗面の単位面積の傾きをシンクロナスに撮影することで本来反射光が帰って来るべき位置との差のデーターから計算し、傾きの情報を持つ単位面積の合成から摩耗の深さHと面積などを計測する。
請求項(抜粋):
CCDカメラ1bの視野角に射出孔5aの1個の全景が余裕を持って入る位置に設定調節して、口金5の底面に置かれた光源6が発光した光6mが口金5の射出孔5aを通して光5pとなってCCDカメラ1bに入光するとき、CCDカメラ1bの合焦位置を5c、5d、5eと等間隔に変えて撮影を繰り返し、その過程で表面である5cでは結像するが、それ以外は何かあればその何かだけに結像し、無ければ何も写らないと言う原理を想定し、異物の影の輪郭としての黒色部分の面積を画像処理と計算で求めた上で、あらかじめキー入力し設定されていた不合格値と比較し、合否判定をし不合格であれば、拡大してモニター32にVGA画面表示し、且つコンピューター30の記憶装置に画像データーを蓄積する。以下同様の繰り返しで口金裏面の5nに至るまで、全ての位置について検査し、異物がある場合は反対面からも同様の検査を実施する。 次に射出孔5aの出口周辺表面の摩耗部分5xをレーザービームを用いた同軸落射ユニット8で照射し、XYステージを微動してハルス走査し、1ハルスごとにCCDカメラ1bのシャッターを同期して開き帰って来たレーザービーム位置と本来帰って来るべき位置との差から反射角θを得、そのθから単位摩耗面ごとの光梃子効果による詳細な角度情報を得て、この情報を集積すれば3次元画像が合成できると言う原理を想定して、角度を持つ単位面積の分布するエリアを特定し、摩耗部分としての全体の面積と形状、最大深さhを算出し、データーの蓄積と断面図の合成、摩耗構造の斜視図の合成とモニター32への合成画像表示と周辺機器への出力を可能とする方式の、化学繊維射出用口金孔内の残留物及び摩耗の自動検査装置。

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