特許
J-GLOBAL ID:200903068534007999

ヘッドボックスおよび/またはフォーマの連続全体調整の方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 香取 孝雄
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-536779
公開番号(公開出願番号):特表平11-504996
出願日: 1997年04月14日
公開日(公表日): 1999年05月11日
要約:
【要約】抄紙機もしくは板紙抄紙機もしくはその等価物のヘッドボックス/フォーマの連続全体調整の方法。この方法では、排水およびパルプ懸濁液流の流れ状態の物理的流体の流れモデルを、調整すべきヘッドボックス(100)/フォーマ(100')について作成する。このモデルは、ヘッドボックス(100)/フォーマ(100')の配置に関するデータと、モデルの解に必要な初期条件および境界条件とを利用して解く。前記モデルの解として既に得られているシミュレーション済の状態と目標として採用した状態との差を費用関数として決定する。その目標状態は、紙の品質条件によって、場合によっては抄紙機の運転費用および走行性によって決まる。この費用関数を最適化し、したがって、最適調整値および設定値(C)をヘッドボックス(100)/フォーマ (100')の計装装置およびアクチュエータ(105)について、与えられた費用関数を考慮して求める。前段階で最適化が行なわれた後、ヘッドボックス(100)/フォーマ(100')の調整装置に新たな最適調整値および設定値(C)を与える。
請求項(抜粋):
抄紙機もしくは板紙抄紙機もしくはパルプ排水機の単層もしくは多層ヘッドボックスおよび/またはフォーマの連続全体調整の方法において、該方法は、(a) 調整されるヘッドボックス(100)/フォーマ(100')内におけるパルプ懸濁液流の物理的液流モデルを作る段階と、(b) 前記流れモデルを前記ヘッドボックス(100)/フォーマ(100')の配置に関するデータと前記流れモデルの解に必要な初期条件および境界条件とを利用することによって解く段階と、(c) 前記流れモデルとして既に得られたシミュレーション済の流れ状態と目標として用いられる流れ状態との間の差を費用関数として決定し、前記目標流れ状態を紙の品質条件によって、場合によっては抄紙機の運転費用および走行性によって決める段階と、(d) 前記費用関数を最適化し、したがって最適調整値および最適設定値(C)を、所定の費用関数を考慮して、前記ヘッドボックス(100)/フォーマ(100')の計装装置およびアクチュエータ(105)について求める段階と、(e) 前段階で最適化が行なわれた後、前記ヘッドボックス(100)/フォーマ(100')の調整装置に新たな最適調整値および最適設定値を与える段階との組合せを含むことを特徴とするヘッドボックスおよび/またはフォーマの連続全体調整の方法。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平2-139488
  • 特開平3-045795
  • 特開昭60-231895
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