特許
J-GLOBAL ID:200903068568911961

二重キャップ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 樺山 亨 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-352839
公開番号(公開出願番号):特開平11-180456
出願日: 1997年12月22日
公開日(公表日): 1999年07月06日
要約:
【要約】【課題】 ラチェット歯機構を採用した従来の二重キャップには、その構造と、それに基づく蓋の開閉操作に問題点がある。【解決手段】 容器の口部にねじ込んで口を閉じる内蓋10と、この内蓋を覆う外蓋20とからなる二重キャップにおいて、内蓋の外周面に被係脱突起14を設け、外蓋の一部に弾性変形可能な押込み部21を設け、押込み部を除く外蓋内周面に、被係脱突起14と係脱する係脱突起23を設け、押込み部21を押し込んで外蓋を開蓋方向に回わしたとき被係脱突起と係合する係合爪22を押込み部21に設け、係脱突起と被係脱突起は、外蓋を閉蓋方向に回わしたとき両蓋が回転方向に一体化するように互に係合し、外蓋を開蓋方向に回わしたとき、内蓋が容器の口を閉じた状態においては、係脱突起23が被係脱突起14を乗り越えて外蓋が空転し、内蓋が緩んでいる状態では、係脱突起23が被係脱突起14を押し回わして両蓋が一体化するように、両突起14、23との少なくとも一方を鋸歯状に形成する。
請求項(抜粋):
容器の口部外周にねじ込まれて口部を閉じる内蓋と、この内蓋を覆う外蓋とからなる二重キャップにおいて、上記内蓋の外周面に周方向に並んだ複数の被係脱突起を設け、上記外蓋の周壁の一部に外蓋の半径方向に弾性変形可能な薄肉壁からなる押込み部を形成し、外蓋の上記押込み部を除く内周面に、上記内蓋の被係脱突起と係合離脱する係脱突起を設けるとともに、上記押込み部を押し込んだ状態で外蓋を開蓋方向に回転したとき上記被係脱突起と係合して両蓋を回転方向に一体化する係合爪を上記同押込み部の内面に設け、 上記係脱突起と上記被係脱突起は、外蓋を閉蓋方向に回転したとき両蓋が回転方向に一体化するように互に係合し、外蓋を開蓋方向に回転したとき、内蓋が容器の口部を完全に閉じた状態においては、係脱突起が被係脱突起を乗り越えて外蓋が空転し、内蓋が容器の口部に対して緩んでいる状態においては、係脱突起が被係脱突起を押し回わして両蓋がその回転方向に一体化するように、上記係脱突起と上記被係脱突起との少なくとも一方を鋸歯状に形成したことを特徴とする二重キャップ。

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