特許
J-GLOBAL ID:200903068591629246

等速継手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩野 平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-046502
公開番号(公開出願番号):特開平8-082326
出願日: 1995年02月10日
公開日(公表日): 1996年03月26日
要約:
【要約】【目的】 寸法精度の改善と並んで、所要の成形力も低減することのできる等速継手を提供する。【構成】 外輪1がその内面2に設けられた外側軌道溝を備えており、該軌道溝が外輪長手軸線4を基準に子午面上を延びている等速継手に関するものである。継手は、更に、外輪1の内部空間5内に配置された内輪9を含んでおり、内輪の外面10には、内側軌道溝13が、外側軌道溝3に対向させて設けられており、対で相対向した内側軌道溝13と外側軌道溝3が、一緒に、トルクを伝達する玉31を受容する。この玉は保持器24によって案内されている。内輪9が内側軌道溝13を有し、該軌道溝13は全体に短縮された構成となっており、この構成としては、玉31が一方の極限位置から他方の極限位置へと内側軌道溝13内を進む最大行程18と、強度に起因した安全余裕19とを加えた長さ部分のみで内側軌道溝は構成されている。内側軌道溝13の少なくとも片側に溝部分14、15が続いており、該部分は横断面が内側軌道溝13に対して拡張されている。
請求項(抜粋):
中空外輪(1) の内面(2) に外輪長手軸線(4) を基準に子午面上に外側軌道溝(3) が設けられており、外輪(1) の内部空間(5) 内には内輪(9)が配置されており、内輪の外面(10)には内輪長手軸線(16)を基準にした子午面上に内側軌道溝(13)が外側軌道溝(3) と対向して設けられており、それぞれ相対向した内側軌道溝(13)と外側軌道溝(3) が協動してトルク伝達用のボール(31)を受容しており、該ボール(31)が外輪(1) の内面(2) と内輪(9) の外面(10)との間の空隙内に配置された保持器(24)の窓(27)内で案内されており、内側軌道溝(13)と外側軌道溝(3) が継手の片側(11)から出発してアンダカットなしに構成されており、保持器(24)が中空球形部分面(25)によって内輪(9) の外側球形面(21)で案内されている等速継手において、内輪(9) 及び/又は外輪の軌道溝(13,3)が軌道溝(13)内でのボール(31)の行程(18)と該行程(18)両端での余裕長さ(19)とを合わせた長さ(17)に限定されており、回転時に前記行程(18)が外輪(1) に対する内輪(9) の所定最大曲折時に生じ、軌道溝(13)の少なくとも一端が軌道溝(13)に較べて拡張された横断面となっている溝部分(14, 15)に繋がっており、短縮された状態である軌道溝を有する内輪(9) 又は外輪(1) が塑性加工によって製造されており、少なくとも軌道溝が仕上寸法について型打加工されていることを特徴とする等速継手。

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