特許
J-GLOBAL ID:200903068652078221

油膜厚さ計測装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊東 忠彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-323356
公開番号(公開出願番号):特開平6-174431
出願日: 1992年12月02日
公開日(公表日): 1994年06月24日
要約:
【要約】【目的】 本発明は油膜中に含有される蛍光物質にレーザ光を照射した際に励起された蛍光強度に基づいて油膜厚さを計測する油膜厚さ計測装置に関し、2次元的な計測を可能とすることを目的とする。【構成】 線状光用プローブ11はレーザ光源10で発生したレーザ光を線状光として照射する。ガルバノミラー13はシリンダ14の所定の位置に向けてレーザ光を反射すると共に左右に往復回動する。シリンダ14とピストン15との間に介在する潤滑油には、レーザ光に励起されて蛍光を発する蛍光物質を混入する。ダイクロイックミラー12はレーザ光を透過して蛍光を反射する。リニアイメージセンサ20は蛍光強度を検出する。油膜算出回路23は検出された蛍光強度とガルバノミラー13の回動状態とに基づいて油膜厚さを2次元的に算出する。
請求項(抜粋):
所定の位置に光透過性素材で構成される透光部を備えたシリンダと該シリンダ内に配設されるピストンとの間に介在する潤滑油に、所定波長の光が照射されると照射光の波長と異なる波長の蛍光を発する蛍光物質を混入し、該蛍光を励起し得る波長のレーザ光を前記透光部から前記シリンダの内部に入射すると共に該レーザ光により励起された蛍光強度を光センサで検出し、検出された蛍光強度に基づいて前記レーザ光が入射された部位における前記潤滑油の厚さを計測する油膜厚さ計測装置であって、線状のレーザ光を発する線状光源と、該線状光源から発せられたレーザ光を前記透光部方向に反射して前記シリンダ内に入射させると共に、線状のレーザ光の線長方向を軸として回動することにより前記シリンダ内における線状レーザ光の入射位置を変更する可動ミラーと、該可動ミラーの回動に伴って変動する前記光センサの検出値に基づいて、前記潤滑油の油膜厚さを2次元的に算出する算出手段とを備えることを特徴とする油膜厚さ計測装置。

前のページに戻る