特許
J-GLOBAL ID:200903068678950709
バイオマーカーとしての微小管合成
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
田村 恭生
, 鮫島 睦
, 新田 昌宏
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-533786
公開番号(公開出願番号):特表2009-510457
出願日: 2006年10月02日
公開日(公表日): 2009年03月12日
要約:
シナプス可塑性は学習および記憶貯蔵および認知障害に重要な役割を果たす。細胞骨格再構築は神経シナプス可塑性の基礎となるが、生体動物における細胞骨格速度論の調整について知られていない。安定な同位体標識は、ネズミ海馬における異なるニューロン区画を示す微小管サブ集団へのチューブリン取り込みの動態学を測定するために用いた。ニューロン微小管は大部分、静的であった。基底ターンオーバーはタウ関連にて最大で(軸索および成長円錐)、MAP2結合にてより低く(細胞体樹状突起)、冷却安定サブ集団にて最小であった(軸索軸)。脳室内グルタミン酸注射は軸索軸および細胞体樹状突起微小管への標識取り込みを刺激し、後者はcAMP-PKAに依存する。文脈恐怖条件付け後の海馬依存記憶形成はMAP2-および冷却安定-微小管の集合の増大と同時に起こった。微小管集合および記憶形成の両方は微小管脱ポリマー化薬物ノコダゾールにより阻害された。このアプローチは、学習および記憶の行動測定との相関、および学習および記憶における刺激活性のための候補薬剤のスクリーニングを可能とする。
請求項(抜粋):
a) 試験系を少なくとも一つの候補薬剤に曝露し;
b) 同位体標識基質が微小管集団の形成中に少なくとも一つのチューブリンサブユニットに取り込まれるのに十分な時間にて該試験系に少なくとも一つの該同位体標識基質を投与し;
c) 第一時点にて第一微小管集団に取り込まれる少なくとも一つの同位体標識チューブリンサブユニットを含む第一サンプルおよび該第一時点にて少なくとも一つの同位体標識遊離チューブリンサブユニットを含む第二サンプルを該試験系から得;
d) 該第一微小管集団における該同位体標識チューブリンサブユニットの試験同位体取り込みおよび該同位体標識遊離チューブリンサブユニットの試験同位体取り込みを定量化し;
e) 第一時点からの微小管集団に取り込まれる少なくとも一つの同位体標識チューブリンサブユニットおよび第一時点からの少なくとも一つの同位体標識遊離チューブリンサブユニットの対照同位体取り込みの定量化を提供し;
f) 試験および対照同位体取り込みを比較して上記薬剤の効果を測定する、
試験系におけるシナプス接続への候補薬剤の効果を評価する方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (21件):
2G041CA01
, 2G041DA04
, 2G041DA05
, 2G041DA09
, 2G041DA13
, 2G041EA04
, 2G041EA06
, 2G041FA12
, 2G041FA22
, 2G041FA23
, 2G041FA24
, 2G041FA25
, 2G041GA02
, 2G041GA03
, 2G041GA05
, 2G041GA06
, 2G041GA08
, 2G041GA09
, 2G041HA01
, 2G041JA05
, 2G041LA08
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