特許
J-GLOBAL ID:200903068685080256

宇宙総合エネルギ変換システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鵜沼 辰之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-169095
公開番号(公開出願番号):特開平6-008896
出願日: 1992年06月26日
公開日(公表日): 1994年01月18日
要約:
【要約】【目的】 エネルギ変換効率が高く、小形で軽量な浅宇宙及び深宇宙用の宇宙総合エネルギ変換システムを提供すること。【構成】 第1乃至第4の発電システム1,7,14により、太陽光を集熱器5,11,18に収束する凹面反射鏡2,8,9の表面に光電変換器3,9,16を、裏面に熱電変換器4,10,17を配設して、太陽エネルギを有効にかつ効率的に利用するとともに、浅宇宙で強い太陽エネルギを電気、熱により貯蔵し、太陽の陰影部や深宇宙におけるエネルギ源とする。推力発生器29,30の水素と酸素は水の電気分解により発生することにより小形軽量化し、水素を加熱して推力を増強し、その水素の加熱と電気分解の水の加熱をそれぞれ集熱器6と19の熱で直接加熱して効率を高める。深宇宙の自給エネルギ源として、放射線源32を搭載し、これから放射される放射線を核熱変換器33,35と熱変換器37により熱エネルギと電気に変換して利用する。
請求項(抜粋):
太陽光を受ける凹面反射鏡と、該反射鏡により収束された太陽光を受ける集熱器と、該集熱器の熱により水素ガスを加熱する熱交換器と、前記反射鏡の表面に配設された光電変換器と、前記反射鏡の裏面に配設された熱電変換器とを含んでなる第1の発電システムと、太陽光を受ける凹面反射鏡と、該反射鏡により収束された太陽光を受ける集熱器と、該集熱器に熱的に結合された第1の熱電変換器と、前記反射鏡の表面に配設された光電変換器と、前記反射鏡の裏面に配設された第2の熱電変換器とを含んでなる第2の発電システムと、太陽光を受ける凹面反射鏡と、該反射鏡により収束された太陽光を受ける集熱器と、該集熱器の熱により水を加熱する熱交換器と、前記反射鏡の表面に配設された光電変換器と、前記反射鏡の裏面に配設された熱電変換器とを含んでなる第3の発電システムと、放射線を発する放射性同位体を有してなる放射線源と、該放射線源から放射される放射線をそれぞれ受けて熱に変換する第1と第2の核熱変換器と、該第1の核熱変換器の熱により水素ガスを加熱する熱交換器と、前記第2の核熱変換器に熱的に結合された熱電変換器とを含んでなる第4の発電システムと、電力を蓄える蓄電池と、前記各発電システムの光電変換器と熱電変換器により変換された電力を受け、所定の負荷に電力を供給するとともに、余剰電力を前記蓄電池に蓄える運用を行うエネルギ管理システムと、前記エネルギ管理システムから供給される電力により水を電気分解する電気分解器と、水タンクと、該水タンクの水を前記第3の発電システムの熱交換器により加熱して前記電気分解器に供給する管路と、前記電気分解器で発生した酸素と水素をそれぞれ貯蔵する酸素タンクと水素タンクとを含んでなる電気分解システムと、浅宇宙用推力発生器と、該浅宇宙用推力発生器に前記水素タンクの水素を前記第1の発電システムの熱交換器により加熱して供給する管路と、深宇宙用推力発生器と、該深宇宙用推力発生器に前記水素タンクの水素を前記第4の発電システムの熱交換器により加熱して供給する管路と、前記浅宇宙用推力発生器と前記深宇宙用推力発生器に前記酸素タンクの酸素をそれぞれ供給する管路とを含んでなる推力発生システムと、前記各集熱器と核熱変換器により発生した余剰熱を貯蔵する蓄熱器とを備えてなる宇宙総合エネルギ変換システム。
IPC (5件):
B64G 1/44 ,  B64G 1/42 ,  B64G 1/50 ,  F24J 2/00 ,  H02J 15/00

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