特許
J-GLOBAL ID:200903068695372573

内接噛合遊星歯車構造を採用したギヤドモータ及びそのシリーズ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 牧野 剛博 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-021590
公開番号(公開出願番号):特開平6-241282
出願日: 1993年02月10日
公開日(公表日): 1994年08月30日
要約:
【要約】【目的】 内接噛合遊星歯車構造を採用した2段型のギヤドモータにおいて、剛性、回転の安定性を高めると共に全長を短くし、且つ、部品点数の削減、組立工数の低減を図る。又、これに関連し、剛性、回転安定性を高めたギヤドモータのシリーズを提供する。【構成】 出力軸102のフランジ部114、キャリアピン116、支持リング117を、軸受115a 、115b によって両持ち支持し、この軸受115a 、115b の間に内接噛合遊星歯車構造(主減速機構部A)を配置する。又、平行軸歯車からなる前段減速機構部Pのケーシング112を主減速機構部Aのケーシング112と一体化して、一層の高剛性、高組付け精度を図る。又、、モータ160と該ケーシング112との接続部分の大きさを1種類とし、同一の減速比で種々のモータを組合せたり、逆に同一のモータで種々の減速比の減速機構部を組合せたりするのを容易化し、且つ等比級数的な広範囲な減速比例を得る。
請求項(抜粋):
第1軸と、該第1軸に設けた偏心体を介してこの第1軸に対して偏心回転可能な状態で取付けられた外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車に該外歯歯車の自転成分のみを伝達する手段を介して連結された第2軸と、をケーシング中に備え、且つ、前記自転成分を伝達する手段として、前記外歯歯車に設けた内ピン孔に対して等速度内歯車機構を構成し得る内ピンと、該内ピンの外歯歯車自転成分相当の回転を受ける円環状の支持リングと、前記第2軸に形成したフランジ部から突出され、該フランジ部と前記支持リングとを連結・固定するキャリア体と、を有する内接噛合遊星歯車構造を採用した減速機構部を、モータと組合わせたギヤドモータにおいて、前記円環状の支持リング及び第2軸のフランジ部を、前記外歯歯車を挾んで配置すると共に、この支持リング及びフランジ部の双方を一対の軸受を介して前記ケーシングに支持し、該ケーシングの第1軸側を延長して前記モータのケーシング端部と接続可能とし、前記モータのモータ軸端にピニオンを形成すると共に、前記第1軸の軸端に該ピニオンと噛合するギヤを設け、該ピニオンとギヤとにより前段減速機構部を構成してこれを前記ケーシングの延長部分内に収納したことを特徴とする内接噛合遊星歯車構造を採用したギヤドモータ。

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