特許
J-GLOBAL ID:200903068761996923

筒内直接噴射式火花点火機関

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田渕 経雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-119874
公開番号(公開出願番号):特開平5-296048
出願日: 1992年04月15日
公開日(公表日): 1993年11月09日
要約:
【要約】【目的】 噴射燃料がピストン壁面に衝突した後ピストン上方空間に液滴のまま飛散してHC排出が増加することを防止する。【構成】 ピストン頂部に凹部24を設け、この凹部の側壁30の高さ方向中央部に、プラグポケット26からスワールと逆行する方向に周方向に延びる蒸発燃料案内溝34を設け、該案内溝34の上方に上部側壁面40を下方に下部側壁面44を設け、噴射期間の比較的早期に噴射された燃料を上部側壁面40にあて、比較的後期に噴射された燃料を下部側壁面44にあてるようにした。噴射燃料の全量が凹部24内に噴射され、良好に蒸発され、かつ着火用混合気も形成されるので、ピストン上方への液滴燃料の飛散が防止される。
請求項(抜粋):
シリンダと、該シリンダ内に往復動可能に設けられ、上方に開口し内部に燃焼室を郭定する凹部と該凹部に横方向に開口するプラグポケットとを頂部に有するピストンと、前記ピストンの上方に設けられたシリンダヘッドと、前記プラグポケットの上方で前記シリンダヘッドに固定された点火プラグと、前記ピストンの外周部上方で前記シリンダヘッドに固定された燃料噴射ノズルと、を備えた筒内直接噴射式火花点火機関であって、前記ピストンの凹部は、底壁と該底壁からピストン頂面まで延びる側壁を有し、該側壁は、該側壁の高さ方向中央部分で前記プラグポケットからスワールと逆行する方向に凹部周方向に延びる蒸発燃料案内溝と、該蒸発燃料案内溝の上方に位置し斜め下方に向けられた上部側壁面と、前記蒸発燃料案内溝の下方に位置し上端が前記上部側壁面の下部の接線の延長線より凹部半径方向外側に設けられた下部側壁面と、を有しており、前記燃料噴射ノズルは、その燃料噴射タイミングを、比較的早期に噴射された燃料が前記上部側壁面に向けて噴射され後期に噴射された燃料が前記蒸発燃料案内溝に向けて噴射されるように定められている、ことを特徴とする筒内直接噴射式火花点火機関。
IPC (4件):
F02B 23/10 ,  F02D 41/34 ,  F02F 3/26 ,  F02B 23/06

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