特許
J-GLOBAL ID:200903068777455299

オーステナイト系ステンレス厚鋼板の高効率酸洗方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-204823
公開番号(公開出願番号):特開平9-049092
出願日: 1995年08月10日
公開日(公表日): 1997年02月18日
要約:
【要約】【課題】 γ系ステンレス厚鋼板の製造で、熱延後の固溶化熱処理を省略、或いは軽度の固溶化熱処理を実施した場合の高速酸洗化において、酸洗溶液の高温化を不要にし、設備費の安価な高速酸洗法を提供する。【解決手段】 γ系ステンレス鋼の熱延まま、或いは短時間固溶化熱処理後の板厚4mm以上の厚鋼板を通常のメカニカルデスケーリングを施し、濃度50〜200g/lの HNO3 と濃度20〜200g/lのHFの混合液より成る20〜60°Cの低温硝弗酸溶液を用いて酸洗する際に、酸洗直前に次式で示す温度以上で、かつ、 150°C以下に鋼板を予熱し、酸洗時に鋼板表面近傍の酸洗溶液を70°C以上の高温に30秒以上保持できるように調節し酸洗する。被酸洗鋼板予熱温度(°C)≧[70×(A+B/5)-(B/5×C)]/AA:鋼板の板厚(cm)B:鋼板単位面積当りの液量(l/m2 ・分)C:硝弗酸溶液の温度(°C)
請求項(抜粋):
オーステナイト系ステンレス鋼の熱延まま、あるいは短時間固溶化熱処理後の板厚4mm以上の厚鋼板に、通常のメカニカルデスケーリングを施し、濃度50〜200g/lのHNO3 と濃度20〜200g/lのHFの混合液より成る20〜60°Cの低温硝弗酸溶液を用い、酸洗直前に(1)式で示す温度以上かつ150°C以下に鋼板を予熱して、酸洗時に鋼板表面近傍の酸洗溶液を70°C以上の高温に30秒以上保持し酸洗することを特徴とするオーステナイト系ステンレス厚鋼板の高効率酸洗方法。 被酸洗鋼板予熱温度(°C)≧[70×(A+B/5)-(B/5×C)]/A ・・・・・・(1)但し、A:被酸洗鋼板の板厚(cm)B:鋼板表面の単位面積当たりの液量(l/m2 ・分)C:硝弗酸酸洗溶液の温度(°C)

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