特許
J-GLOBAL ID:200903068783143398

ピペラジン誘導体、これらの化合物を含む医薬品、それらの使用及びそれらの調製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外7名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-520188
公開番号(公開出願番号):特表平10-511374
出願日: 1995年12月19日
公開日(公表日): 1998年11月04日
要約:
【要約】本発明は一般式(式中、Ra、Y1〜Y3及びEは請求の範囲第1項に定義されたとおりである)のピペラジン誘導体、その互変異性体、それらの混合物を含むその立体異性体、及びこれらの塩、特に、無機または有機の酸または塩基とのその生理学上許される塩(これらは有益な薬理学的性質、好ましくは凝集抑制作用を有する)、これらの化合物を含む医薬品及びそれらの使用、並びにそれらの調製方法に関する。
請求項(抜粋):
一般式 のピペラジン誘導体、その互変異性体、それらの混合物を含むその立体異性体、又はこれらの塩。 [式中、 Raは3-ピロリジニル基、3-ピペリジニル基、4-ピペリジニル基、3-ヘキサメチレンイミニル基または4-ヘキサメチレンイミニル基であり、上記アルキレンイミノ環の水素原子は夫々の場合にC1-5アルキル基またはアリール- C1-3アルキル基により置換されていてもよく、夫々の場合のアルキル部分はカルボキシル基、C1-3アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、N-C1-3アルキル-アミノカルボニル基、N,N-ジ-(C1-3アルキル)-アミノカルボニル基、ビニル基またはエチニル基により置換されていてもよく、または上記置換基が窒素原子に隣接するα-炭素原子にない場合には、ヒドロキシル基、C1-3アルコキシ基、アミノ基、C1-3アルキルアミノ基またはジ-(C1-3アルキル)アミノ基により置換されていてもよく、または生体内で開裂し得る基により置換されていてもよく、 Rb及びRc(これらは同じであってもよく、また異なっていてもよい)は水素原子またはC1-5アルキル基、アリール基またはアリール-C1-5アルキル基であり、または Rb及びRcは、その間のエチレンブリッジと一緒になって、o-フェニレン基であり、更に上記一般式Iの1,4-ピペラジニレン基中の1個または2個のメチレン基は夫々の場合にカルボニル基により置換されていてもよく、 Y1は-A1-基、-CO-基、-CO-CO-基、-A1-CO-基、-CO-A1-基、-SO2-A2-基、-A2-SO2-基、-CO-A1-CO-基、-CO-NR1-CO-基、-CO-NR1-A2-基、-CO-NR1-A2-CO-基、-CO-A2-NR1-CO-基、-CO-A2-O-基または-CO-A2-NR1-基であり、 (式中、 R1は水素原子またはC1-5アルキル基、アリール基もしくはアリール-C1-3アルキル基であり、 A1はn-C1-5アルキレン基(これが窒素原子に対しα位にない場合には、これは必要によりC1-5アルキル基、シクロヘキシル-C1-3アルキル基、アリール基もしくはアリール-C1-3アルキル基、またはR1O基により置換されていてもよい)であり、かつ A2はn-C1-4アルキレン基であり、これは必要によりC1-5アルキル基、アリール基またはアリール-C1-3アルキル基により置換されていてもよい) Y2はフェニレン基、シクロヘキシレン基もしくはピリジニレン基、3-ピペリジニレン基、4-ピペリジニレン基または1,4-ピペラジニレン基(夫々の場合に窒素原子に隣接するメチレン基はカルボニル基により置換されていてもよく、更に4-ピペリジニレン基は4位でR1O基により置換されていてもよく、但し、N,O-アセタールもしくはO,O-アセタール及びN,O結合またはN,N結合がY1またはY3との結合中に形成されていないことを条件とする)、1,4-ケトピペラジニレン基(これはカルボニル基に対しα位でC1-5アルキル基により置換されていてもよく、そのアルキル基は更にフェニル基(これは必要によりR1O基、またはC1-3アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基により置換されていてもよい)により置換されていてもよい)、または-NR1-B-基もしくは-O-B-基(Y1基との結合が-NR1-基の窒素原子または-O-B-基の酸素原子を介して行われる)であり、 (式中、 R1は先に定義されたとおりであり、かつ Bはフェニレン基、シクロヘキシレン基、ピペリジニレン基またはピリジニレン基であり、夫々の場合に基-NR1-または酸素原子とのピペリジニレン基の結合は3位または4位を介して行われ、更に窒素原子に隣接するメチレン基はカルボニル基により置換されていてもよい) Y3は-CO-基、-A2-CO-基、-CH2-CH(NHR2)-CO-基、-NR2-A3-CO-基、-CH2-NR2-A3-CO-基、-O-A3-CO-基、-CO-A3-CO-基または-CO-NR1-A3-CO-基であり、 (式中、 R1及びA2は先に定義されたとおりであり、 A3はn-C1-3アルキレン基であり、これは必要によりC1-5アルキル基、アリール基、ピリジル基またはアリール-C1-3アルキル基により置換されていてもよく、かつ R2は水素原子、C1-5アルキル基、アリール-C1-3アルキル基、アリール基、C1-5アルコキシカルボニル基、C1-5アルキルスルホニル基、アリール-C1-3アルキルスルホニル基もしくはアリールスルホニル基、またはホルミル基(これは必要によりC1-4アルキル基、アリール基またはアリール-C1-3アルキル基により置換されていてもよい)であり、また基Y2との-A2-CO-基の結合は基A2を介して行われ、-NR2-A3-CO-基の結合はNR2基を介して行われ、また-O-A3-CO-基の結合は酸素原子を介して行われるが、-NR2-A3-CO-基、-CH2-NR2-A3-CO-基または-O-A3-CO-基は基Y2の窒素原子により結合できない)、かつ Eはヒドロキシル基、1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ基、フェニルアルコキシ基(そのアルコキシ部分は1〜3個の炭素原子を含む)、3〜9個の炭素原子を有するシクロアルコキシ基(5〜8個の炭素原子を有するそのシクロアルキル部分は更に夫々の場合に1〜3個の炭素原子を有する1個または2個のアルキル基により置換されていてもよい)、5〜8個の炭素原子を有するシクロアルコキシ基[そのシクロアルキル部分中の3位または4位のメチレン基は酸素原子またはイミノ基(これは必要によりアルキル基、フェニルアルキル基またはフェニルアルコキシカルボニル基により置換されていてもよく、夫々の場合にアルキル部分及びアルコキシ部分は1〜3個の炭素原子を含んでもよい)により置換されており、または必要により2〜6個の炭素原子を有するアルカノイル基により置換されていてもよく、またそのシクロアルキル部分は夫々の場合に1〜3個の炭素原子を有する1個または2個のアルキル基により置換されていてもよい]、シクロアルケニルオキシ基(そのシクロアルケニル部分は4〜7個の炭素原子を含んでもよい)、アルケニルオキシ基、フェニルアルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基またはフェニルアルキニルオキシ基(但し、酸素原子への結合は二重結合または三重結合を有する炭素原子から開始しないことを条件とし、また夫々の場合にアルケニル部分及びアルケニル部分は3〜5個の炭素原子を含んでもよい)、シクロアルキルアルコキシ基(そのシクロアルキル部分は3〜8個の炭素原子を含んでもよく、またそのアルコキシ部分は1〜3個の炭素原子を含んでもよい)、合計8〜10個の炭素原子を有するビシクロアルコキシ基(これは更にビシクロアルキル部分中で夫々の場合に1〜3個の炭素原子を有する1個または2個のアルキル基により置換されていてもよい)、1,3-ジヒドロ-3-オキソ-1-イソベンゾフラニルオキシ基またはR5-CO-O-(R3CR4)-O-基であり、 (式中、 R3は水素原子またはC1-6アルキル基、C3-7シクロアルキル基またはフェニル基であり、 R4は水素原子またはC1-6アルキル基であり、かつ R5はC1-5アルキル基、C1-5アルコキシ基、C5-7シクロアルキル基またはC5-7シクロアルコキシ基である)、または Eは天然産アミノ酸のα-アミノ基またはそのエステルであり、 夫々の場合に上記の基の定義中に記載される“アリール基”、“フェニル基”または“フェニレン基”という用語は、特に、フェニル基またはフェニレン基を意味するものと理解されるべであり、これは必要によりフッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくはヨウ素原子またはアルキル基、トリフルオロメチル基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルカノイルアミノ基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシカルボニルアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基またはジアルキルアミノカルボニル基により一置換、二置換または三置換されていてもよく、これらの置換基は同じであってもよく、また異なっていてもよく、夫々の場合に上記アルキル部分及びアルコキシ部分は1〜3個の炭素原子を含んでもよく、 天然産α-アミノ基のエステルはそのC1-6アルキルエステル、C2-6アルケニルエステル、C5-7シクロアルキルエステル、フェニルエステルまたはフェニル-C1-3アルキルエステル、例えば、メチルエステル、エチルエステル、n-プロピルエステル、イソプロピルエステル、tert- ブチルエステル、アリルエステル、フェニルエステルまたはベンジルエステルを意味するものと理解されるべであり、また 生体内で開裂し得る基は合計1〜6個の炭素原子を有するアルカノイル基、またはベンゾイル基、アリルオキシカルボニル基、C1-5アルコキシカルボニル基またはフェニル-C1-3アルコキシカルボニル基、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブタノイル基、ペンタノイル基、ヘキサノイル基、ベンゾイル基、アリルオキシカルボニル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、tert- ブトキシカルボニル基、ペントキシカルボニル基、ヘキソキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、フェニルエトキシカルボニル基またはフェニルプロポキシカルボニル基を意味するものと理解されるべである]
IPC (3件):
C07D207/14 ,  A61K 31/495 ACB ,  C07D211/58
FI (3件):
C07D207/14 ,  A61K 31/495 ACB ,  C07D211/58

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