特許
J-GLOBAL ID:200903068808712015

アルツハイマー病の予測、診断および鑑別診断のための方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 田中 光雄 ,  元山 忠行 ,  冨田 憲史
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-530173
公開番号(公開出願番号):特表2007-522434
出願日: 2004年05月03日
公開日(公表日): 2007年08月09日
要約:
アルツハイマー病の予測、診断および鑑別診断のための方法を提供する。より具体的には、アルツハイマー病の任意の臨床徴候を示さない被験体がアルツハイマー病を発現する可能性を有するかどうかを決定するための方法を提供する。さらに、アルツハイマー病を患っている被験体の診断のため、および/またはアルツハイマー病を患っている被験体対レビー小体型認知症などの他の認知症を患っている被験体の鑑別診断のための方法を提供する。該方法は、特定のAβペプチドの比の決定に基づく。
請求項(抜粋):
被験体がADを発現する可能性を有するかどうかを決定するための方法であって、以下の工程: (a)前記被験体から得られる体液サンプルにおいて、比x/yを決定することであって、ここで: ・xは、Aβペプチドの第1アミノ酸(D;アスパラギン酸)、第2アミノ酸(A;アラニン)、および/または第3アミノ酸(E;グルタミン酸)を含有するAβペプチドのエピトープを認識する抗体と免疫複合体を形成することが可能なAβペプチドのレベルであり; ・yは、Aβペプチドの第1アミノ酸(D;アスパラギン酸)、第2アミノ酸(A;アラニン)、および/または第3アミノ酸(E;グルタミン酸)を含有しないAβペプチドのエピトープを認識する抗体と免疫複合体を形成することが可能なAβペプチドのレベルである; (b)(a)において得られる比x/yと、サンプリング時にADの臨床徴候を示さずかつ後にADを発現した被験体から得られる体液サンプルの特徴として予め規定されたx/y比の範囲、およびサンプリング時にADの臨床徴候を示さずかつADを発現しなかった被験体から得られる体液サンプルの特徴として予め規定されたx/y比の範囲とを比較すること; (c)工程(b)の比較から、被験体がADを発現する可能性を有するかどうかを決定することであって、これによって、サンプリング時にADの臨床徴候を示さずかつ後にADを発現した被験体から得られる体液サンプルの特徴として予め規定された範囲の比x/yは、前記被験体がADを発現する可能性を有することを示唆し;およびこれによって、サンプリング時にADの臨床徴候を示さずかつADを発現しなかった被験体から得られる体液サンプルの特徴として予め規定された範囲の比x/yは、前記被験体がADを発現する可能性を有さないことを示唆する、 ことを含んでなる、方法。
IPC (2件):
G01N 33/53 ,  G01N 33/577
FI (2件):
G01N33/53 D ,  G01N33/577 B
Fターム (11件):
4B064AG27 ,  4B064CA19 ,  4B064CA20 ,  4B064CC24 ,  4B064DA13 ,  4H045AA11 ,  4H045AA30 ,  4H045DA76 ,  4H045EA50 ,  4H045FA72 ,  4H045FA74
引用特許:
審査官引用 (1件)

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