特許
J-GLOBAL ID:200903068812078096

半導体レーザの波長安定化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松村 博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-022671
公開番号(公開出願番号):特開平9-219553
出願日: 1996年02月08日
公開日(公表日): 1997年08月19日
要約:
【要約】【課題】 半導体レーザの温度を制御し、出力光に安定した波長の発振を行わせる。【解決手段】 半導体レーザ1のモニタ光は第1の光-電気変換器2で光強度に応じた電気信号E1に変換される。駆動電流制御回路3は半導体レーザ1へ電気信号E1に応じた駆動電流を供給し、出力光の光強度を一定に制御する。信号光をハーフミラー10で分岐した出力光Bは、光学フィルタ11を経て第2の光-電気変換器12に入力される。発振波長が増加すると出力が大きくなるように変換された電気信号E2は、電気信号E1に発振波長の変化分を含んだものである。比較演算回路14は入力された電気信号E1,E2から、波長変化分を求めて設定波長の基準電圧信号E3と比較し、温度制御回路5へ電気信号を出力する。温度制御回路5は電気信号により加熱冷却素子4を制御して発振波長を一定にする。
請求項(抜粋):
駆動電流と温度に応じた光強度と発振波長の出力光として信号光,モニタ光を出力する半導体レーザと、入力される光強度に応じた大きさの電気信号に変換する第1の光電変換手段と、前記半導体レーザの駆動電流を電気信号により制御する駆動電流制御手段と、前記半導体レーザを加熱あるいは冷却する加熱冷却手段と、該加熱冷却手段に供給する電気信号を制御して温度を一定に保つ温度制御手段とを備え、前記半導体レーザの駆動電流を一定に制御する半導体レーザの波長安定化装置において、前記半導体レーザの信号光を分岐する分岐手段と、入力される発振波長に応じて光強度が変化する通過特性を有する光学選択手段と、入力される光強度に応じた大きさの電気信号に変換する第2の光電変換手段と、設定波長に応じた基準電気信号を出力する基準電源と、前記第1の光電変換手段の出力する電気信号と前記光学選択手段を経て第2の光電変換手段の出力する発振波長の変化分を含む電気信号とを演算して、前記基準電気信号との比較に応じた電気信号を前記温度制御手段へ出力する比較演算手段とを設け、前記半導体レーザの温度を一定に制御することを特徴とする半導体レーザの波長安定化装置。

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