特許
J-GLOBAL ID:200903068823391195

耐食性に優れた低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-086221
公開番号(公開出願番号):特開平9-272983
出願日: 1996年04月09日
公開日(公表日): 1997年10月21日
要約:
【要約】【課題】 鋼板に対して、従来より大きな張力を付与するほう酸アルミニウム質被膜を表面に有することで良好な磁気特性を示し、かつ従来の問題点であった被膜の耐水性、耐食性を改善した一方向性珪素鋼板の製造方法を提供する。【解決手段】 酸化アルミニウム前駆体化合物およびほう酸を含むほう酸アルミニウム被膜形成用微粒子分散液を、2次再結晶が完了した鋼板に塗布した後、300°Cまでの間、15〜150K/秒の昇温速度で昇温することでほう酸結晶が微細に分散し、かつ塗布液の急激な沸騰に起因する欠陥のない乾燥被膜を得た後、引き続き所定の温度・時間、雰囲気で焼き付けることによる耐食性に優れた低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法。
請求項(抜粋):
溶媒除去後の固形分残存割合が10〜40重量%であり、かつその固形分が酸化アルミニウム換算で74〜88重量%の酸化アルミニウム前駆体化合物と酸化ほう素換算で12〜26重量%の可溶性ほう酸とからなる微粒子分散液を、5重量%以下のSiを含有する仕上げ焼鈍済みの一方向性珪素鋼板表面に塗布した後、一連の熱処理工程において板温300°Cまで15〜150K/秒で昇温して乾燥、固化を生ぜしめ、最終的に不活性ガス、または水素を含有する還元性雰囲気中、500〜1350°Cで焼き付けを行い、ほう素アルミニウムからなる絶縁被膜を形成することを特徴とする耐食性に優れた低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法。
IPC (3件):
C23C 22/00 ,  C21D 9/46 501 ,  H01F 1/16
FI (3件):
C23C 22/00 A ,  C21D 9/46 501 B ,  H01F 1/16 B

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