特許
J-GLOBAL ID:200903068826997094

短い長さの能動的な光ファイバを使用する、希土類元素がドープされたマルチ・コンポーネントのガラスの光ファイバ増幅器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 鈴江 武彦 ,  村松 貞男 ,  橋本 良郎 ,  白根 俊郎
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-511439
公開番号(公開出願番号):特表2004-503945
出願日: 2001年06月11日
公開日(公表日): 2004年02月05日
要約:
エルビウムのような希土類イオンが高濃度でドープされたマルチ・コンポーネントのガラスの光ファイバを使用する光ファイバ増幅器は、単位長さ当たりのゲインが高く、実用的な光ファイバ通信ネットワークにおいて、短いファイバ・ストランドの使用で要求されるゲインを実現することを可能にする。例えば、高いゲインを有する燐酸ガラス光ファイバ増幅器のような、適切なマルチ・コンポーネントのガラスの光ファイバ増幅器を、基板上に集積することが可能であり、それによって、集積された光増幅器モジュールが構成される。エルビウム・イオンのゲイン・インバージョンを促進するため、適切な波長を有する半導体レーザのようなオプティカル・ポンプが使用され、その結果として、与えられた入力信号のパワーの増幅がもたらされる。イッテルビウムとともにコ・ドープすることによって、エルビウムがドープされた燐酸ガラス光ファイバの中でゲイン・インバージョンが増大する。このようなパワー増幅を使用する燐酸ガラス光ファイバ増幅器または集積された光増幅器モジュールは、ビームスプリッタ、コンバイナー、変調器、光スイッチ、または配列された導波路回折格子のような、他のコンポーネントと結合することが可能であり、それによって、光ネットワークに付け加えられたときに挿入損失を生じることがない、損失の無いまたは増幅機能を有するコンポーネントを形成する。前記光ファイバ増幅器は、単一の光ファイバでも、光ファイバのアレイでも良い。更に、例えば燐酸ガラス光ファイバのような、マルチ・コンポーネントのガラスの光ファイバは、ゼロに近い屈折率の温度係数を有するようにデザインすることが可能であり、周囲温度または誘発された加熱が、燐酸ガラス光ファイバの温度を変化させるとき、適切なモード特性の実現を可能にする。シングルモードの光ファイバは高いゲインを有しているので、比較的安価なマルチモードのレーザ・ダイオードを用いてポンピングすることができる。前記燐酸ガラス光ファイバにおいて、燐酸ガラスは、エルビウムを少なくとも1.5wt%含有し、好ましくは、更にイッテルビウムを0wt%以上30wt%含有し、更に好ましくは、5wt%以上含有する。
請求項(抜粋):
下記特徴を備えた光ファイバ増幅器を備えた光デバイス: 前記光ファイバ増幅器は、エルビウム及びイッテルビウムでコ・ドープされた、少なくとも一つのマルチ・コンポーネントの光ファイバと、オプティカル・ポンプと、を備え、 前記オプティカル・ポンプは、前記コ・ドープされた光ファイバの中に光を導いて分布の反転を生じさせるように、前記マルチ・コンポーネントの光ファイバに対して配置され、前記光ファイバの中に光信号を導くことによって、誘導放出及び前記光信号の増幅を生じさせる。
IPC (2件):
H01S3/10 ,  H01S3/094
FI (2件):
H01S3/10 Z ,  H01S3/094
Fターム (14件):
5F072AB07 ,  5F072AB09 ,  5F072AK06 ,  5F072JJ01 ,  5F072JJ02 ,  5F072JJ05 ,  5F072MM03 ,  5F072MM07 ,  5F072MM20 ,  5F072PP07 ,  5F072RR01 ,  5F072SS01 ,  5F072SS02 ,  5F072YY17

前のページに戻る