特許
J-GLOBAL ID:200903068841714503

ケモレオロジー的に、要求に合うように調整された酸無水物硬化剤を含むマトリックス樹脂調合物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-521396
公開番号(公開出願番号):特表平9-503021
出願日: 1995年02月13日
公開日(公表日): 1997年03月25日
要約:
【要約】プリプレグおよび複合材物品の作製に使用される、粘度をケモレオロジー的に、要求に合うように調整したマトリックス樹脂調合物が開示される。硬化性マトリックス樹脂と、有効量の、室温で反応する反応性硬化剤および室温では実質的に反応しない潜在性硬化剤から得られるこれら調合物は、特定の粘度変化曲線を有する。潜在性樹脂硬化剤は加熱または放射線で活性化される。このマトリックス樹脂調合物は、その調合に際して、熱または溶媒を使用する必要なしに、室温でマトリックス樹脂に繊維若しくは広幅布に含浸できる程十分低い粘度を持たせるのに適合しており、そしてこのマトリックス樹脂調合物は、プリプレグ組成物を作製するために、繊維若しくは広幅布に含浸した後、室温で放置すると、粘度が上昇する。プリプレグ中のマトリックス樹脂は加熱するとそれが流動可能となり、そして該プリプレグからの複合材物品中に空隙が生成するのを実質的に排除できる程十分低く、しかもそのプリプレグからそのマトリックス樹脂が過剰に滲みだすのを許す程低くはない、最低粘度にまで粘度が低下する。加熱を続けると、複合材物品中のマトリックス樹脂は硬化して固化若しくはゲル化状態になる。
請求項(抜粋):
硬化性マトリックス樹脂と、有効量の、室温で反応する反応性硬化剤および室温では実質的に反応しないが、加熱または放射線で活性化される潜在性硬化剤を含んでなり、該反応性硬化剤は少なくとも一つの酸無水物官能基を含んでいる、粘度をケモレオロジー的に、要求に合うように調整した樹脂調合物。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平3-221535
  • 特開昭49-057099
  • 特開昭50-065595

前のページに戻る