特許
J-GLOBAL ID:200903068929963465

クランプ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡邊 功二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-271371
公開番号(公開出願番号):特開平10-096456
出願日: 1996年09月21日
公開日(公表日): 1998年04月14日
要約:
【要約】【課題】 クランプ装置のクランプの高速送りと減速送りとを簡易な機構により内部で自動的に切り替える。【解決手段】 クランプ駆動の開始時点では、中間シャフト38bから推力ロッド54に至る駆動系には負荷が加わっていないので、中間シャフトは高速回転し、外輪部38aは低速回転のため、一方向回転クラッチ38により中間シャフトの高速回転が持続され、推力ロッドが高速前進送りされる。ワークがクランプされると、推力ロッド及び推力ナット52は、停止したままなのであるが、電動モータ20の回転により推力受けボス41及び推力シャフト51が後退する。高速被駆動用スプロケット37の回転速度が低速被駆動用スプロケット36より低くなると、一方向回転クラッチが拘束状態になり、低速で空転していた低速被駆動用スプロケット及び外輪部の低速大回転力の回転が中間シャフトに伝えられ、推力受けボス及び推力シャフトは、低速で後退する。
請求項(抜粋):
電動モータの回転を第1速度に減速して伝達する第1回転伝達手段と、該第1回転伝達手段の経路中に一方向回転クラッチを介装させ、第1回転伝達手段の出力側が連結されるねじ機構と、該ねじ機構により回転力から変換された直進力を出力軸を介してクランプ部材に伝達すると共に該出力軸の反力を逆方向に伝達する推力伝達系とを設けてなり、前記電動モータによるクランプ駆動時においては、前記一方向回転クラッチの入力側の回転速度が出力側の回転速度より小さいときには入力側と出力側が互いに無拘束状態にされ、該一方向回転クラッチの入力側の回転速度が出力側の回転速度より大きいときには入力側と出力側が互いに拘束状態にされ、クランプ解除駆動時においては、前記一方向回転クラッチの入力側の回転速度が出力側の回転速度より小さいときには入力側と出力側が互いに拘束状態にされ、該一方向回転クラッチの入力側の回転速度が出力側の回転速度より大きいときには入力側と出力側が互いに無拘束状態にされる低速回転系と、前記電動モータの回転を前記第1速度より高速の第2速度に変換して伝達する第2回転伝達手段と、該第2回転伝達手段の経路中に介装され、前記クランプ部材のワーククランプ前には前記電動モータの回転がそのまま伝達され、前記クランプ部材のワーククランプによりワークからの反力が生じたときには前記電動モータの回転の伝達を停止するトルクリミッタ部と、前記第2回転伝達手段の出力側が連結される前記ねじ機構と、前記推力伝達系とを設けてなる高速回転系とを備えてなり、前記クランプ部材によるワーククランプの開始に応じて前記高速回転系から低速回転系に自動的に動作を切り替えるクランプ装置であって、前記クランプ部材によるワークのクランプ開始後に、前記推力伝達系により逆方向に伝達された前記出力軸の反力のエネルギと前記低速回転系及び高速回転系に保持された回転運動エネルギ及び前記電動モータの回転エネルギを蓄積するエネルギ蓄積手段と、前記エネルギ蓄積手段に所定量のエネルギが蓄積されたことを検出するエネルギ蓄積検出手段と、前記エネルギ蓄積検出手段によるエネルギ蓄積の検出後に、前記電動モータの回転をロックし、また前記クランプ解除駆動時に、該電動モータのロック状態を解除するブレーキ手段と、前記電動モータによるクランプ駆動時において前記ブレーキ手段による前記電動モータのロック終了後に該電動モータの通電を停止し、また前記クランプ解除駆動時において、前記ブレーキ手段によるロック状態が解除された後直ちにまたは所定時間経過後に該電動モータのクランプ解除駆動を開始させるモータ制御手段とを設けたことを特徴とするクランプ装置。
FI (2件):
F16H 25/20 E ,  F16H 25/20 K

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