特許
J-GLOBAL ID:200903068983430324

一本鎖DNA結合タンパク質を使用する核酸の複製

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 奥山 尚男 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-052850
公開番号(公開出願番号):特開平10-234389
出願日: 1998年02月18日
公開日(公表日): 1998年09月08日
要約:
【要約】【課題】 効率よく増幅することができない長い標的の増幅効率を有意に改善する。【解決手段】 一本鎖結合タンパク質は、長い標的の鎖置換複製効率を高めることが確認されており、SDA などの増幅反応に加えると、加えなければ余りにも長くて効率よく増幅することができない標的の増幅効率を有意に改善する。T4のgp32タンパク質は、長さ約800 〜1,000bp の場合、SDA において15〜20分で約106〜108 倍の増幅をもたらすことが明らかにされている。この長さの標的の場合、gp32の非存在下では、検出可能な増幅は本質的に皆無である。長さ約400 〜500bpの標的は、gp32の存在下で約10億倍増幅可能であり、長さ100 bp未満の標的の場合、SSB の非存在下では、従来のSDA 反応で確認されたものとほぼ同等の増幅率を示す。他の一本鎖DNA 結合タンパク質も長い標的の複製効率および増幅効率を改善することが証明されている。
請求項(抜粋):
鎖置換複製反応で長い標的を複製することを含んでなる長い標的の複製効率を高める方法であって、前記反応には鎖置換DNAポリメラーゼと一本鎖DNA結合タンパク質とが関与し、前記一本鎖DNA結合タンパク質は、前記一本鎖DNA結合タンパク質が存在しない条件下での長い標的の複製効率に比べて、長い標的の複製効率を高めるのに十分な量で存在することを特徴とする複製効率を高める方法。
IPC (3件):
C12N 15/09 ZNA ,  C12Q 1/68 ,  C07K 14/39
FI (3件):
C12N 15/00 ZNA A ,  C12Q 1/68 A ,  C07K 14/39

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