特許
J-GLOBAL ID:200903068986582249
(メタ)アクリル酸エステルの製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小島 清路
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-227883
公開番号(公開出願番号):特開平10-053559
出願日: 1996年08月09日
公開日(公表日): 1998年02月24日
要約:
【要約】【課題】 (メタ)アクリル酸エステルの製造において、エステル交換反応による生成水を含む留出液による装置の腐食及び留出液中に含まれる(メタ)アクリル酸の重合を抑制した製造方法を提供する。【解決手段】 反応器1から分留塔2を経て留出した水/n-ヘキサン共沸混合物には、酸触媒及びアクリル酸が含まれている。この留出液の凝縮前に、25%NaOH水溶液からなるアルカリ水溶液を供給することにより、分離器4の水層4bにおけるpHを7〜8とする。これにより、留出液中のアクリル酸及び酸触媒が中和されるので、留出液中におけるアクリル酸の重合が抑制される。特に、水層4bに新たに重合禁止剤を添加することなく、アクリル酸の重合を抑制できるという効果がある。また、留出液の腐食性が低下するので、装置の材料として汎用材質を用いても十分な耐食性が得られる。
請求項(抜粋):
触媒の存在下において、アクリル酸若しくはメタクリル酸とアルコールとをエステル化反応させ、該エステル化反応により生成する水を反応器からの留出液として除去して(メタ)アクリル酸エステルを製造する方法において、上記留出液の凝縮前若しくは凝縮後に、該留出液のpHが6.5以上となる量のアルカリ水溶液を該留出液に供給することを特徴とする(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。
IPC (2件):
FI (2件):
C07C 69/54 Z
, C07C 67/08
引用特許: