特許

J-GLOBAL ID：200903069011261871

高周波電力増幅器モジュール

発明者： 藤岡 徹 ,  吉田 功 ,  勝枝 嶺雄 ,  森川 正敏 ,  松永 良国 ,  関根 健治 ,  加賀谷 修
出願人/特許権者： 株式会社日立製作所
代理人 (1件)： 小川 勝男
公報種別：再公表公報
出願番号（国際出願番号）：JP1998003069
公開番号（公開出願番号）：WO2000-003478
出願日： 1998年07月08日
公開日（公表日）： 2000年01月20日
要約：

【要約】第1の周波数f1と第2の周波数f2(f2=2×f1)を送受信可能なデュアルバンド対応の移動体通信装置用の高周波電力増幅器モジュールの出力回路部を、出力トランジスタのドレイン端に接続した伝送線路と、これに直列に接続した周波数f2の2倍の高調波に共振する並列共振回路と、この共振回路の一端と接地間に設けた周波数f1の2倍の高調波に共振する直列共振回路と、並列共振回路の他端に直列に設けたf1とf2に整合した出力整合回路とから構成する。そして、前記伝送線路は、前記ドレイン端に存在するリアクタンスとによりf2の偶数次高調波に対してドレイン端で短絡となるように設定し、並列共振回路を構成する回路素子定数は、直列共振回路と伝送線路と前記ドレイン端に存在するリアクタンスとによりf1の奇数次高調波に対してドレイン端で解放となるように設定する。

請求項（抜粋）：

第1および第2のバンド周波数を送信・受信可能なデュアルバンド方式の移動体通信装置に使用する高周波電力増幅器モジュールであって、駆動段増幅器と、高周波電力出力トランジスタを含む高周波電力出力回路部とからなり、第2のバンド周波数が第1のバンド周波数よりも大きい両バンド周波数で共用する1入力1出力の1系列構成である送信用の高周波電力増幅器モジュールにおいて、 前記高周波電力出力回路部は、 前記高周波電力出力トランジスタの出力端に直列に接続されるインピーダンスと、 該インピーダンスに直列に接続され、第2のバンド周波数の所定の偶数次高調波において共振する並列共振回路と、 該並列共振回路に直列に接続され他端が接地された第1のバンド周波数の所定の奇数次高調波において共振する直列共振回路と、 前記並列共振回路に接続され第1および第2の両周波数帯域と整合した出力整合回路とからなり、 更に、前記インピーダンスは前記高周波電力出力トランジスタの出力端に存在する寄生リアクタンスとにより前記高周波電力出力トランジスタの出力端が前記第2のバンド周波数の偶数次高調波に対して短絡となるように設定され、かつ、 前記並列共振回路が、前記直列共振回路と前記インピーダンスと前記高周波電力トランジスタの出力端に存在する寄生リアクタンスとにより前記高周波電力出力トランジスタの出力端が前記第1のバンド周波数の奇数次高調波に対して開放となるように設定されていることを特徴とする高周波電力増幅器モジュール。

IPC (1件)：

H03F 3/189