特許
J-GLOBAL ID:200903069024471930

血液回路装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-358514
公開番号(公開出願番号):特開2003-116986
出願日: 2001年10月18日
公開日(公表日): 2003年04月22日
要約:
【要約】【課題】 血液回路内に薬液を注入する際、注射針・注射器が血液回路内の血液に接触、汚染される事なく注入できる血液回路を提供すること。【解決手段】 血液回路内の静脈側ドリップチャンバー内3Bは、下から順に、血液層、生理食塩水層、空気層の三層に分離する構造となっている。本発明は、静脈側ドリップチャンバー3Bより血液回路装置内への薬液の注入に供せられる開口端を備えた分岐部と、切換手段としてクランプを用い、注入した薬液を一時貯留し血液回路内へ注入の際に使用する薬液チャンバーと、開口端には混注ポートを備えている。
請求項(抜粋):
血液が流れる血液回路内の静脈側ドリップチャンバー内は、下から順に、血液層・生理食塩水層・空気層の三層に分離する構造となっている。静脈側ドリップチャンバーの空気層から少なくとも一方向に分岐するとともに、該血液回路の外空間に臨んで開口して該血液回路へ薬液の注入に供せられる開口端を備えた分岐と、分岐部に設けられて同分岐部を液体の流通可能な流通状態とその流通が遮断された遮断状態とに切り換える切換手段と、前記開口端側よりに注入した薬液を一時貯留及び血液回路内静脈側ドリップチャンバー内に注入の際に使用する注入手段と、前記開口端に設けられて分岐部の内部空間と外空間との閉塞手段及び、外部空間から内部空間への注入口としての機能を備る。前記分岐部には柔軟性を有するチューブ部分が設けられており、前記切換え手段は、分岐部の前記チューブ部分を挟むことにより、同チューブを押し潰して血液または流体の流通を断つクランプであり、前記注入手段は同部位から開口部までのチューブ内容量を超える容量をもつ弾力性を有する袋状のもので、この袋を押圧することにより薬液を血液回路装置内に薬液を注入する薬液チャンバーである。前記閉塞手段及び注入口機能を合わせ持つ、前記開口端は混注ポートである。薬液の注入には注射用具が血液と接触することのない薬液チャンバーに一時貯留し薬液を充填した後、弾性力を有する薬液貯留チャンバーを押圧し、押圧の際に生じる薬液チャンバーの復元力に伴う陰圧を利用し血液回路内装置内の静脈側ドリップチャンバーの空気層の空気と薬液チャンバー内の薬液と置換していくことで薬液チャンバー内の薬液を注入することを特徴とする。
IPC (3件):
A61M 1/14 590 ,  A61M 1/14 510 ,  A61M 39/00
FI (3件):
A61M 1/14 590 ,  A61M 1/14 510 ,  A61M 5/14 471
Fターム (12件):
4C066BB01 ,  4C066CC01 ,  4C066DD08 ,  4C066FF01 ,  4C066FF05 ,  4C066LL07 ,  4C066LL08 ,  4C077AA05 ,  4C077BB01 ,  4C077DD16 ,  4C077EE02 ,  4C077KK30

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