特許
J-GLOBAL ID:200903069030264628

回収ボイラ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-076942
公開番号(公開出願番号):特開平5-279980
出願日: 1992年03月31日
公開日(公表日): 1993年10月26日
要約:
【要約】【目的】完全自動化を実現できる回収ボイラ制御装置を提供する。【構成】燃焼炉内から得られた画像情報を実ライン用ニューラルネットワーク22で分析して炉内底部に堆積しているチャーベットの形状および炉内上部の浮遊物分布がどのパターンに属しているかを認識させている。この認識情報と黒液流量信号と排ガス濃度信号とを設定値変更部30に入力し、ここでファジイ推論に基いて最適な運転に近付け得る値に黒液温度および燃焼用空気量の設定値を変更させている。一方、自動運転管理部35を設け、これで画像情報と実ライン用ニューラルネットワークの認識情報との監視と、オペレータからの要求に応えての運転モードの切換と、学習・評価用データ記憶部37、学習・評価用ニューラルネットワーク38および学習・評価管理部39による学習動作とを管理させている。
請求項(抜粋):
紙パルプ製造プロセスで発生した可燃成分を含む黒液を燃焼させて熱エネルギを回収すると同時に含有薬品を回収する回収ボイラを制御するためのものであっって、燃焼炉に供給される黒液の温度を調整する温度調整手段と、前記燃焼炉内の各部に供給される燃焼用空気の流量を調整する空気量調整手段と、燃焼炉内の画像情報を得る手段と、この手段によって得られた画像情報を分析して炉内底部に堆積しているチャーベットの形状および炉内上部の浮遊物分布が複数のパターンのうちのどのパターンに属しているかを認識して出力する実ライン用ニューラルネットワークと、燃焼排ガス成分の濃度を測定する濃度測定手段と、前記燃焼炉に供給される黒液の流量を測定する流量測定手段と、この流量測定手段と前記濃度測定手段で得られた測定情報および前記実ライン用ニューラルネットワークで得られた認識情報を入力し、ファジイ推論に基いて最適な運転に近付け得る値に前記温度調整手段および前記空気量調整手段の設定値を変更する設定値変更手段と、前記実ライン用ニューラルネットワークで得られた認識情報を前記設定値変更手段に導入して運転する自動運転モードと前記画像情報に基いてマニュアルで前記設定値変更手段に認識情報を与える手動運転モードとに切換える運転モード切換手段と、手動運転モードで運転しているときに入力された画像情報とそのときにオペレータが与えた認識情報とを記憶する学習・評価用データ記憶手段と、前記実ライン用ニューラルネットワークと同じ構成の学習・評価用ニューラルネットワークと、前記学習・評価用データ記憶手段に記憶されているデータを前記学習・評価用ニューラルネットワークに導入して学習させ、学習結果である結合重みを前記実ライン用ニューラルネットワークに転写する学習・評価管理手段と、少なくとも前記画像情報と実ライン用ニューラルネットワークの認識情報との監視およびオペレータからの要求に応えて前記運転モード切換手段、前記学習・評価用データ記憶手段、前記学習・評価管理手段の動作を管理する運転管理手段とを具備してなることを特徴とする回収ボイラ制御装置。
IPC (3件):
D21C 11/12 ,  F23G 5/50 ,  F23G 7/04

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