特許
J-GLOBAL ID:200903069054824900

ポジトロンCT装置およびその画像再構成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-251007
公開番号(公開出願番号):特開平9-090041
出願日: 1995年09月28日
公開日(公表日): 1997年04月04日
要約:
【要約】【目的】 リングがウォブリング運動や回転運動を行いながらダイナミック計測する場合であっても、正確な感度補正をすることができるポジトロンCT装置およびその画像再構成方法を提供する。【構成】 コンピュータ200は、リング121を静止させてブランク計測を行ってt-θメモリ150に蓄積された静止時補正用ブランクデータを獲得し、また、リング121を所定の運動をさせて測定対象物100を測定空間に置きエミッション計測を行ってt-θメモリ150に蓄積されたエミッションデータを獲得するとともに、回転センサ123から出力されるリング121の位置データをも獲得する。コンピュータ200は、静止時補正用ブランクデータとリング121の位置データとに基づいて運動時補正用ブランクデータを生成し、これに基づいてエミッションデータを感度補正して、その感度補正されたエミッションデータに基づいて画像再構成装置160により画像再構成する。
請求項(抜粋):
測定空間を囲んで所定軸の周囲に配列された複数の光子検出器からなり前記所定軸に垂直な面内において所定の運動を行うリングによって、前記測定空間における電子・陽電子対消滅に伴って発生する光子対を検出し、前記光子対のそれぞれの光子を検出した2つの光子検出器を結ぶ直線について前記測定空間に設定した極座標で表現した座標値に対応した番地に所定数を累積加算して蓄積された投影データに基づいて、電子・陽電子対消滅の発生頻度の空間分布を測定するポジトロンCT装置であって、電子・陽電子対消滅に伴う光子対を発生させる較正用線源を前記測定空間で前記所定軸を中心にして前記リングに対して相対的に回転運動させる較正用線源回転手段と、前記較正用線源回転手段に対して前記較正用線源の回転運動を指示し、前記較正用線源が回転運動している状態で、前記較正用線源から発生する光子対を検出して蓄積された前記投影データを静止時補正データとして獲得する静止時補正データ生成手段と、前記測定空間に前記較正用線源がなく、前記リングが前記所定の運動をしている状態で、前記測定空間に置かれた測定対象物から発生する光子対を検出して蓄積された前記投影データを測定データとして獲得する測定手段と、前記リングの前記所定の運動における位置に応じた位置データを出力する位置検出手段と、前記静止時補正データと前記位置データとに基づいて、前記所定の運動をしている場合の運動時補正データを生成する運動時補正データ生成手段と、前記測定データを前記運動時補正データに基づいて感度補正する感度補正手段と、前記感度補正手段によって感度補正された前記測定データに基づいて、前記測定対象物における電子・陽電子対消滅の発生頻度の空間分布を算出し画像再構成を行なう画像再構成手段と、を備えることを特徴とするポジトロンCT装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-242588
  • 特開平3-242588

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