特許
J-GLOBAL ID:200903069078393934

インクジェット記録装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 稲垣 清
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-279209
公開番号(公開出願番号):特開平10-119287
出願日: 1996年10月22日
公開日(公表日): 1998年05月12日
要約:
【要約】【課題】 インクジェット記録装置の記録品位を向上させる。【解決手段】 インクジェット記録装置の各電極に印加する電圧として、色材粒子を排出する排出電極(A)には、色材粒子を排出するためのしきい値電圧(Vth)よりも低い正極性電圧(V1)の駆動パルスVejを、色材粒子を排出しない排出電極(B)には、電圧V1よりも低い正極性電圧(V2)を、ゲート電極には負極性電圧(-V3)を、対向電極には-V3よりも絶対値が大きい負極性電圧(-V4)を夫々印加する。ここで、V1+V3≧Vth、V2+V3<Vthとする。排出電極(A)とこれに隣接する排出電極(B)との間の電界が小さくなるので、排出電極(B)側に移動する色材粒子の量が抑えられ、排出電極(A)には良好なメニスカスが形成される。このため、インクジェット記録装置の記録品位が向上する。
請求項(抜粋):
顔料系インクを収容し複数のインク吐出口を並列して有するインク室と、前記顔料系インク中の色材粒子を電気泳動現象により前記インク吐出口の近傍に移動させる電気泳動電極と、前記インク吐出口に対応して配設され前記移動した色材粒子を排出して飛翔させるための複数の排出電極と、前記各排出電極に対向して配設された対向電極と、前記排出電極と対向電極との間に配設され、前記色材粒子の各飛翔部分に開口部を有するゲート電極とを備え、前記排出電極とゲート電極との間の印加電圧が所定のしきい値(Vth)以上のときに色材粒子が飛翔する形式のインクジェット記録装置において、色材粒子の排出を行う第1の排出電極には第1の電圧(V1)、色材粒子の排出を行わない第2の排出電極には、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧(V2)、前記ゲート電極には前記第2の電圧よりも低い第3の電圧(-V3)であって、V1+V3≧Vth、V2+V3<Vthの関係を有する各電圧を印加する電圧印加手段を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。

前のページに戻る