特許
J-GLOBAL ID:200903069097051440

結晶質アルミン酸イットリウムおよびその製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-273539
公開番号(公開出願番号):特開平6-199566
出願日: 1993年11月01日
公開日(公表日): 1994年07月19日
要約:
【要約】【目的】 高い強度および耐高温クリープ性を示す結晶質アルミン酸イットリウム繊維およびその製法を提供する。【構成】 Y3Al5O12(YAG)微結晶および少量のZrO2またはHfO2固体粒子よりなる結晶質YAGセラミック繊維であって、該YAG微結晶の平均結晶サイズが1ミクロン未満であり、そして該粒子が該YAG微結晶間の結晶粒界および三重点に位置しかつ約10ナノメートル以下の大きさである、セラミック繊維。
請求項(抜粋):
以下の工程よりなる微結晶質Y3Al5O12(YAG)繊維の製造方法:有機イットリウム化合物が、少なくとも、アルミニウム5原子に対しイットリウム3原子のおおよその化学量論比で存在する、有機アルミニウム化合物と有機イットリウム化合物との均質液体混合物を形成し;該混合物に、少量のZrO2もしくはHfO2の先駆体またはZrO2もしくはHfO2の微細固体粒子を加えて、ジルコニアまたはハフニアが該結晶質YAG繊維中に少なくとも約0.2重量%の量で存在するようにし;MgOの先駆体を、MgOの量が、MgおよびZrまたはHfの原子の合計に基づいてMgが約0-8.5原子%となるように加え;該混合物を加水分解縮合および重合して先駆体ゾルゲルを形成し;該先駆体ゾルゲルをプレセラミック固体相YAG繊維に加工し;そして該プレセラミック繊維を、該プレセラミック繊維を硬化および熱分解しそしてYAG微結晶を形成するのに十分な温度で加熱し、この加熱によって、大きさが約10ナノメートル(nm)以下のジルコニアまたはハフニアの凝集性固体が該YAG微結晶の結晶粒界および三重点に存在する、サブミクロンの平均結晶サイズを有する結晶質YAGの繊維を得る。
IPC (3件):
C04B 35/44 ,  C30B 29/28 ,  D01F 9/08

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