特許
J-GLOBAL ID:200903069111790502

電波妨害装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茂泉 修司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-009417
公開番号(公開出願番号):特開平10-206526
出願日: 1997年01月22日
公開日(公表日): 1998年08月07日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】航空機から発射投下され、ドップラ追尾レーダに対して欺瞞電波を放射して追尾を転移させる電波妨害装置において、航空機から発射投下された電波反射物体自体に、減速によるドップラ周波数の変移を補正する能動的な機能を持たせることにより航空機と等価な効果を与える。【解決手段】航空機搭載電子装置1において投下電子装置10の発射投下後に予測されるドップラ周波数をその経過時間との組合せで算出して発射信号とともに投下電子装置10に送出し、発射信号を受けて起動する投下電子装置10が、発射信号を航空機搭載電子装置1から受けた後、予め記憶した補正値及びその経過時間の組合せと航空機搭載電子装置1から与えられたドップラ周波数及びその経過時間の組合せとの関係によりレーダから見た航空機のドップラ周波数から追尾の転移を可能にする所定条件を満たした補正値により投下電子装置で受信したレーダ送信波の周波数を補正する。
請求項(抜粋):
航空機搭載電子装置と該航空機から発射投下される投下電子装置とを有する電波妨害装置であって、該航空機搭載電子装置が、レーダ送信波を受信する第1の受信空中線と、該空中線で受信した該レーダ送信波の到来方位及び周波数を分析する受信波分析部と、航空機の速度及び高度を検出する航空機センサ部と、該速度及び高度に対応した該投下電子装置の発射投下後の経過時間及びその時の飛翔速度の組合せを複数個予め記憶した第1の記憶部と、該経過時間及び飛翔速度の組合せ並びに該レーダ送信波の到来方位及び周波数から該投下電子装置の発射投下後に予測されるドップラ周波数をその経過時間との組合せで算出するドップラ周波数算出部と、該ドップラ周波数及びその経過時間との組合せを発射信号とともに該投下電子装置に送出する発射制御部と、で構成され、該発射信号を受けて起動する該投下電子装置が、レーダ送信波を受信する第2の受信空中線と、該投下電子装置のドップラ周波数を補正するための補正値を発射投下後の経過時間との組合せで複数個予め記憶した第2の記憶部と、該発射信号を該航空機搭載電子装置から受けた後、該補正値及びその経過時間の組合せを該第2の記憶部から順次読み出し該航空機搭載電子装置から与えられた該ドップラ周波数及びその経過時間の組合せとの関係によりレーダから見た航空機のドップラ周波数から追尾の転移を可能にする所定条件を満たした該補正値を出力するドップラ周波数補正制御部と、該ドップラ周波数補正制御部から出力された該補正値により該第2の空中線で受信した該レーダ送信波の周波数を補正する変調部と、該変調部の出力信号を増幅する増幅部と、該増幅部からの出力信号を送信する送信空中線と、で構成されている、ことを特徴とした電波妨害装置。
IPC (3件):
G01S 7/38 ,  G01S 13/50 ,  G01S 13/60
FI (3件):
G01S 7/38 ,  G01S 13/50 B ,  G01S 13/60 P

前のページに戻る