特許
J-GLOBAL ID:200903069172716461

既存構造物を補修する補強材の定着方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 一色 健輔 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-226687
公開番号(公開出願番号):特開平10-068234
出願日: 1996年08月28日
公開日(公表日): 1998年03月10日
要約:
【要約】【課題】 補強材の定着効果を十分に得ることができる既存構造物を補修する補強材の定着方法を提供する。【解決手段】 補強材12を貼付けた後、補強材12の繊維方向に対して直角方向となるように交差させたアンカープレート14を、補強材12の上側に跨がって配置し、アンカープレート14の両端部を床スラブ10にアンカーボルト16を介して締付け固定する。アンカープレート14の上面に、補強材12に引張力Tが作用する方向に行くに従って徐々に薄肉となるテーパ面18を形成する。アンカーボルト16が床スラブ10から突出する部分に、アンカープレート14を取り付けた後、テーパワッシャ20をアンカーボルト16に挿通し、更にその上からアンカーボルト16にナット22を螺合して締付ける。
請求項(抜粋):
高強度繊維をシート状または板状に加工した補強材を、既存構造物の補修部分にこれを覆って接着するようにした既存構造物を補修する補強材の定着方法において、既存構造物に接着した前記補強材の引張力作用方向に対して直角方向に、この補強材を跨いでアンカープレートを配置し、このアンカープレートの両端部を前記既存構造物に締着手段で締着して、アンカープレートで補強材を既存構造物に圧着させる一方、前記締着手段が挿通されるアンカープレートの両端部にテーパ面を形成し、このテーパ面に前記締着手段の締着力を作用させることを特徴とする既存構造物を補修する補強材の定着方法。

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