特許
J-GLOBAL ID:200903069174087887

高速電動機

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-064366
公開番号(公開出願番号):特開平5-219788
出願日: 1992年02月05日
公開日(公表日): 1993年08月27日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 高速、高トルクで効率の良いリラクタンス電動機、ブラシレス直流電動機を得られる電動機の制御に関する。【構成】 1つの電機子コイル32の通電をスイッチング素子20により停止した時、蓄積された磁気エネルギは、逆流防止用のダイオード49の為に、小容量コンデンサ41を充電、高電圧に保持し、電流の降下が急速となる。次の電機子コイル32の通電時、コンデンサ41の充電高電圧の為に、電機子電流の立上りが急速になる。また電機子コイルの通電、停止時に、銅損、鉄損のエネルギ損失が発生するがチョッパ回路を付設しその作用により電機子コイルの磁気エネルギをコンデンサ41に小量づゝ流入蓄積し、銅損、鉄損を補填して電機子電流の立上りをより高速にする。以上により通電の立上り、降下が急速となるので毎分数万回転の制御も可能になる。
請求項(抜粋):
固定電機子と磁性体回転子を備えた複数相のリラクタンス型電動機において、磁性体回転子の外周面に等しい巾と等しい離間角で配設された複数個の突極と、固定電機子の内周面より突出され、軸対称の位置にある磁極が同相となり、突極と僅かな空隙を介して対向し、等しいピッチで配設されるとともに、電機子コイルの装着される磁極の円周方向の巾が電気角で120度より180度までの巾の2n個(nは3以上の正整数)の磁極と、該磁極に装着された複数相の電機子コイルと、突極の回転位置を検知して、複数相の位置検知信号を得る位置検知装置と、各電機子コイルの電源負極側に挿入された1個のスイッチング素子と、各電機子コイルの電源正極側に順方向に挿入された1個の第1のダイオードと、該ダイオードと電機子コイルとスイッチング素子の直列接続体に供電する直流電源と、複数相の位置検知信号によりそれぞれ対応する複数相の電機子コイルに接続したスイッチング素子を位置検知信号の巾だけ導通して電機子コイルに通電して出力トルクを得る通電制御回路と、スイッチング素子が位置検知信号の末端で不導通に転化したときに、該スイッチング素子と電機子コイルとの接続点より、第2のダイオードを介して電機子コイルに蓄積された磁気エネルギを小容量のコンデンサに流入充電して保持するように各電機子コイルに並列に接続された小容量のコンデンサと第2のダイオードの直列接続体と、該小容量のコンデンサと第2のダイオードの接続点と他の所定の電機子コイルと第1のダイオードとの接続点を接続して得られる閉回路と、該閉回路に含まれる少なくとも2個の電機子コイルと第1のダイオードの接続点と小容量のコンデンサの正電圧端子との間に順方向に挿入された導通制御の行なわれる半導体素子と、スイッチング素子が位置検知信号の末端で不導通に転化したときに、付設された小容量のコンデンサの第2のダイオードを介する前述した充電により電機子コイルの通電電流の降下を急速とし、磁性体回転子が設定された角度だけ回転して、位置検知信号により導通されるスイッチング素子を介して電機子コイルの通電が開始されたときに、該スイッチング素子の導通と同期してその導通初期の区間のみ導通される前記した半導体素子を介して第1のダイオードと該電機子コイルの接続点より前記した小容量のコンデンサに蓄積した静電エネルギを流入せしめて通電電流の立上りを急速とする電気回路と、電機子コイルの通電電流が所定値を越えて増大したことを検出して検出電気信号を得る検出回路と、該検出電気信号により該電機子コイルの通電を停止し、所定時間後に通電を開始して通電電流を所定値に保持持するチョッパ回路とより構成されたことを特徴とする高速電動機。
IPC (4件):
H02P 7/00 501 ,  H02K 19/10 ,  H02K 29/08 ,  H02P 6/02 371

前のページに戻る