特許

J-GLOBAL ID：200903069188734516

制振材料及びそれを用いた摺動部材及び音響機器用部材

発明者： 黒田 昌利 ,  上宮 崇文 ,  磯村 昭彦 ,  宮島 光治
出願人/特許権者： 住友電気工業株式会社
代理人 (1件)： 鎌田 文二 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平6-128987
公開番号（公開出願番号）：特開平7-053825
出願日： 1994年06月10日
公開日（公表日）： 1995年02月28日
要約：

【要約】【目的】 室温付近での制振性能、機械的物性、摺動性、音速等に優れ、軸受け・ギアなどの摺動部材やスピーカ振動板、スピーカキャビネットなどの音響機器用部材に対しても振動、騒音の抑止、低減効果を持たせ得る制振材料を提供する。【構成】 酢酸ビニルの量が70モル%以上ある酢酸ビニル-エチレン共重合体を物質Aとし、この物質Aと熱可塑性樹脂を、熱可塑性樹脂100重量部に対し物質Aが10〜100重量部の割合で混合して制振材料となす。この材料は、制振性能を表わす損失係数tanδが高く、曲げ弾性率も従来のものに比べて格段に大きい。また、音速も大きくさらに油を含有させると摺動特性も充分に高まる。従って軸受け・ギアなどの摺動部材にも好適に利用でき、また、音響機器用部材に利用すると振動・騒音の防止だけでなく、残響をす早く消すため音質向上も図れる。

請求項（抜粋）：

酢酸ビニルの量が70モル%以上ある酢酸ビニル-エチレン共重合体を物質Aとし、この物質Aと熱可塑性樹脂を、熱可塑性樹脂100重量部に対して物質Aが10〜100重量部の割合で混合して成る制振材料。

IPC (10件)：

C08L 31/04 LDJ ,  C08L 31/04 LDK ,  B29D 15/00 ,  B29D 31/02 ,  C08L101/00 KCJ ,  C08L101/00 LSZ ,  F16C 33/20 ,  F16F 15/02 ,  F16H 55/06 ,  B29K 55:00