特許
J-GLOBAL ID:200903069212672586

超音波皮脂厚測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-105334
公開番号(公開出願番号):特開平9-292214
出願日: 1996年04月25日
公開日(公表日): 1997年11月11日
要約:
【要約】【課題】 皮脂厚を簡易かつ正確に測定する。【解決手段】 超音波パルスを被験者の皮膚下の生体組織に向けて複数回発射し、皮下脂肪組織と筋肉組織との境界面からの皮脂エコーを含む一群のエコーを受波する。波形整形器7は受波信号をエコーの有る無しに対応した信号に変換して出力し、シリアルI/O8は、波形整形器7の出力信号を所定の取込周期で取り込んだ後、1ビットの取込値をCPU11に送出する。CPU11は取込値の「1」→「0」変化を検知して取込時期毎にエコー有りの回数を計数する。次に、任意の取込時期以前の4周期分のそれぞれの受波回数の和から、さらに以前の複数周期分のそれぞれの受波回数の和に係数2を乗じた値を引いて積算受波回数を算出し、この積算受波回数の最大値を与える取込時期及び受波回数を求め、この取込時期及び受波回数に基づいて皮脂厚を算出する。
請求項(抜粋):
電気信号と超音波との相互変換を行う振動子及び超音波を伝達する遅延部材を有して超音波の送受信を行う超音波トランスデューサと、該超音波トランスデューサによる超音波の送信を制御する送信制御手段と、入力される前記超音波トランスデューサが受信した信号に基づいて、エコーの有る無しに対応した信号を生成して出力するエコー有無信号生成手段と、該エコー有無信号生成手段の出力に基づいて、生体の所定の皮脂厚を算出する皮脂厚演算手段とを備え、前記送信制御手段は、1回の測定に際し、超音波をK(Kは2以上の自然数)回送信する制御を行う構成とされ、前記皮脂厚演算手段は、前記超音波トランスデューサが超音波を送信する毎に、前記エコー有無信号生成手段からの出力信号を所定の時間間隔で取り込み、各取込時期毎のエコー有りの回数を送信残響及び前記遅延部材の端面で反射した端面エコーを除いて求め、所定の漸化式を用いて取込時期に対するエコー有りの分布を示す値に変換して、さらに、該エコー有りの分布を示す値の最大値を求め、該最大値に基づいて、皮脂厚を演算する構成とされている超音波皮脂厚測定装置であって、前記漸化式は、着目する第N(Nは0又は自然数)番目の取込時期と、当該取込時期よりも前の任意の複数の取込時期とのそれぞれについて、エコー有りの回数に所定の係数を乗じた値の総和を、第N番目の取込時期でのエコー有りの分布を示す値として与える式であることを特徴とする超音波皮脂厚測定装置。
IPC (3件):
G01B 17/02 ,  A61B 8/00 ,  G01N 29/20
FI (3件):
G01B 17/02 Z ,  A61B 8/00 ,  G01N 29/20

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