特許
J-GLOBAL ID:200903069218693160

駆動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 天野 正景 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-014821
公開番号(公開出願番号):特開平10-201266
出願日: 1997年01月13日
公開日(公表日): 1998年07月31日
要約:
【要約】【課題】 圧電素子を利用した駆動装置において、摩擦結合部分の摩擦力が設計上の許容範囲に容易におさまるような構造を提供する。【解決手段】 駆動部材13は圧電素子11に固定されており、圧電素子の伸縮に伴い軸方向に往復動する。移動部材14は駆動部材13に摩擦結合し、加速度の小さい往動時には駆動部材とともに移動部材が移動し、加速度の大きい復動時には移動部材がその場に取り残される。この動作を繰り返して結果的に往動方向の送りが行われる。移動部材の摩擦結合部分をバネ機能を果たす部分と摩擦力を発生する部分とに機能的に分離する。摩擦結合部分は第1の延長部、曲げ部及び第2の延長部からなり、2つの延長部の一方は凹曲しており、この凹曲部に駆動部材13を受け入れる。曲げ部と2つの延長部のほとんどの部分がバネ機能を果たし、凹曲部の2カ所と延長部の1カ所が駆動部材に接触し摩擦力を発生する。
請求項(抜粋):
電気機械変換素子を使用した駆動装置であって、前記駆動装置は、電気機械変換素子と、前記電気機械変換素子に固定結合され、この電気機械変換素子と共に変位する棒状の駆動部材と、前記駆動部材と摩擦結合され、それ自体は単一の部材でもって構成された移動部材と、から構成され、前記移動部材は、移動部材本体部分と、前記移動部材の本体部分から延長され、前記棒状の駆動部材と摩擦結合する摩擦結合部分と、前記本体部分から延長され、被駆動体に結合されて、被駆動体に駆動力を伝達する駆動作用部分と、から構成され、前記摩擦結合部分は、前記棒状の駆動部材と摺接する摺接部を有し、前記移動部材本体に隣接する第1の延長部と、前記第1の延長部の端部において曲げ返される曲げ部分と、前記曲げ部分から更に延長され、前記棒状の駆動部材と摺接する摺接部を有する第2の延長部と、から構成され、前記第1の延長部の摺接部および第2の延長部の摺接部のうちの一方は、その内側に前記棒状の駆動部材を受け入れる凹曲部により形成されていることを特徴とする駆動装置。
IPC (2件):
H02N 2/00 ,  G03B 5/00
FI (2件):
H02N 2/00 C ,  G03B 5/00 J

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