特許
J-GLOBAL ID:200903069222341570

冷凍サイクル装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-022845
公開番号(公開出願番号):特開平10-220889
出願日: 1997年02月05日
公開日(公表日): 1998年08月21日
要約:
【要約】【課題】 リア側空調ユニット17の起動時における冷媒通過音を低減する。【解決手段】 フロント側空調ユニット13に備えられる減圧手段を、蒸発器15の出口冷媒の過熱度を機械的に調整する温度式膨張弁14にし、リア側空調ユニット17に備えられる減圧手段は、蒸発器20の出口冷媒の過熱度を電気的に制御する電気式膨張弁190とする。リア側空調ユニット17の起動直後の所定時間の間は、電気式膨張弁190の開度を徐々に増加させる。これにより、起動時に蒸発器20に多量の冷媒が急激に流れ込むのを防止して、冷媒通過音を低下できる。リア側空調ユニット17の冷房負荷が小さいときは、目標過熱度を通常時の第1目標値T1より小さい第2目標値T2に変更する。これにより、低負荷時においても、電気式膨張弁190の開度を強制的に増加させて、圧縮機10への油戻りを良好にすることができる。
請求項(抜粋):
冷媒を圧縮し吐出する圧縮機(10)と、この圧縮機(10)から吐出されたガス冷媒を冷却し凝縮させる凝縮器(11)と、この凝縮器(11)で凝縮した液冷媒を減圧膨張させる第1の減圧手段(14)と、この第1の減圧手段(14)と並列に設けられ、前記凝縮器(11)で凝縮した液冷媒を減圧膨張させる第2の減圧手段(190)と、前記第1の減圧手段(14)にて減圧膨張した冷媒を蒸発させる第1の蒸発器(15)と、この第1の蒸発器(15)と並列に設けられ、前記第2の減圧手段(190)にて減圧膨張した冷媒を蒸発させる第2の蒸発器(20)とを備え、前記第1の減圧手段(14)および前記第1の蒸発器(15)は冷房対象空間を主に冷房する主空調ユニット(13)に備えられており、前記第2の減圧手段(190)および前記第2の蒸発器(20)は冷房対象空間を補助的に冷房する補助空調ユニット(17)に備えられており、前記第1の減圧手段は前記第1の蒸発器(15)の出口冷媒の過熱度を機械的に調整する温度式膨張弁(14)であり、前記第2の減圧手段は前記第2の蒸発器(20)の出口冷媒の過熱度を電気的に制御する電気式膨張弁(190)であり、前記補助空調ユニット(17)の起動直後の所定時間の間は、前記電気式膨張弁(190)の開度を徐々に増加させる起動時開度制御手段(22a)を有することを特徴とする冷凍サイクル装置。
IPC (2件):
F25B 5/02 520 ,  F25B 13/00 104
FI (2件):
F25B 5/02 520 Z ,  F25B 13/00 104

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