特許
J-GLOBAL ID:200903069238698850

油入変圧器の劣化診断システムおよび寿命予測システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小笠原 史朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-259115
公開番号(公開出願番号):特開平7-094334
出願日: 1993年09月21日
公開日(公表日): 1995年04月07日
要約:
【要約】【目的】 油入変圧器の現在の劣化状態を簡易かつ安価に診断でき、かつ油入変圧器の将来の寿命到達時期を簡易かつ安価に予測し得るシステムを提供することである。【構成】 ガス量分析計2は、各油入変圧器11〜1nから定期的にまたは不定期的にサンプリングされた絶縁油中に含有されている所定のガス成分の体積量を計測する。データ処理装置3は、計測された溶存ガス量の過去の測定データに基づいて、正常運転時の溶存ガス量の変動範囲を確率的に推定し、現在の溶存ガス量の測定結果と推定された変動範囲とを比較することにより、油入変圧器が正常に運転しているか否かを判定する。そして、油入変圧器が正常に運転していると判定されたときに、現在の溶存ガス量の測定結果に基づいて、油入変圧器中の絶縁紙の平均重合度残率を演算する。また、溶存ガス量の現在までの経時変化に基づいて、溶存ガス量が予め定められたしきい値に到達する時期(寿命到達時期)を予測演算する。
請求項(抜粋):
時系列的に測定された絶縁油中の溶存ガス量に基づいて、油入変圧器の劣化状態を診断するシステムであって、前記油入変圧器が正常に運転していると仮定した場合に、現在の溶存ガス量がとり得る変動範囲を溶存ガス量の過去の測定データから確率的に推定する変動範囲推定手段、現在の溶存ガス量の測定結果と前記推定された変動範囲とを比較することにより、前記油入変圧器が正常に運転しているか否かを判定する判定手段、および前記判定手段によって前記油入変圧器の正常運転が判定されたときに、現在の溶存ガス量の測定結果に基づいて、油入変圧器中の絶縁紙の平均重合度残率を演算する平均重合度残率演算手段を備える、油入変圧器の劣化診断システム。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平3-211806
  • 特開昭63-052071
  • 特開平3-211806
全件表示

前のページに戻る