特許
J-GLOBAL ID:200903069246492480

ディジタル温度補償発振器およびそのディジタル温度補償方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 五十嵐 清
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-339409
公開番号(公開出願番号):特開平7-162295
出願日: 1993年12月03日
公開日(公表日): 1995年06月23日
要約:
【要約】【目的】 温度補償データ作成に多大な労力を要せず、記憶容量が小さくても精度よく温度補償が行えるディジタル温度補償発振器を提供する。【構成】 記憶回路6に、少数の間欠温度データと温度補償データを予め記憶する。周囲温度を温度検出器1で検出し、制御回路3で、この検出温度に対応する温度補償データを記憶回路6から読み出し、検出温度が記憶回路6に記憶されている温度データ以外のときは、補償データ算出部7にて検出温度を含むアドレスの最隣接した、少なくとも2つの温度データに対応する温度補償データを補間計算して温度補償データを算出する。この温度補償データから制御電圧を作り出し、この制御電圧が電圧制御発振器5に加わると、電圧制御発振器から一定の発振周波数が出力する。
請求項(抜粋):
周囲温度を検出する温度検出部と、温度検出部で検出されたアナログ信号をディジタル信号である温度データに変換するアナログ-ディジタル変換部と、温度データと温度補償データを記憶している記憶回路と、温度データのアドレスに対応した温度補償データを記憶回路から読み出す制御回路と、記憶回路から読み出されたディジタル信号である温度補償データをアナログ信号に変換するディジタル-アナログ変換器と、このアナログ信号に変換された温度補償データの制御電圧により制御される電圧制御発振器とを有するディジタル温度補償発振器において、まばらな温度間隔の基準となる温度データと温度補償データを用意し、この各基準温度データと基準温度補償データの組を曲線で結んで温度データに対する温度補償データの補間曲線を形成し、次に、この補間曲線を所定のステップ間隔で分割してその分割点の各間欠温度に対応した温度データと温度補償データを記憶回路に予め記憶しておき、ディジタル温度補償の実働時には、検出温度に対応する温度補償データが記憶回路に格納されているときにはその温度補償データを読み出して電圧制御発振器を温度補償し、検出温度に対応する温度補償データが記憶回路に記憶されていないときには、その検出温度データの近傍の温度データとそれに対応した温度補償データを用いて補間計算を行い、当該検出温度の温度補償データを算出するための演算回路を搭載することを特徴とするディジタル温度補償発振器。
IPC (2件):
H03L 1/02 ,  H03B 5/32

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